フィデリティが市場分析専門のコインメトリクスへ出資 データ活用したサービスへ

仮想通貨の市場やブロックチェーンのデータ分析を専門にするコインメトリクス(COIN METRICS)が、190万ドル(約2億1千万円)の資金調達を完了したと発表した。

この資金調達はキャッスルアイランドベンチャーズが主導して行われ、フィデリティ・インベストメンツ、ハイランドキャピタルパートナーズ、ドラゴンフライキャピタルが参加した。

コインメトリクス(COIN METRICS)とは

コインメトリクスは、金融企業や機関投資家、メディアや研究機関などのブロックチェーン業界関係者を対象に、実用的なデータを提供しているデータ分析専門会社だ。仮想通貨市場の分析や、ブロックチェーントランザクションなどの分析ツールをすべて自社開発しており、仮想通貨への投資に必要なデータを信頼性を担保した上で投資会社などに提供している。

コインメトリクスCEOのTim Rice氏は今後の投資について以下のように述べている。

コインメトリクスのCEO Tim Rice氏
デジタル資産への投資については、これまでと違い次の段階に入っています。そこでは包括的なデータ分析が必要で、すでに多くの投資家が詳細データに関心を寄せています。
コインメトリクスは証券監督者国際機構(IOSCO)の基準に従った世界でもトップクラスのデータ会社で、一流のファンドや資産運用会社が期待するレポートの質を確保します。

金融大手フィデリティの仮想通貨部門フィデリティデジタルアセット(Fidelity Digital Assets)も公式発表

今回の出資発表に当たり、機関投資家向けに仮想通貨サービスの展開を予定しているフィデリティ・デジタル・アセットも公式発表を行った。

 
この発表の中で、5年前にはこうした詳細データがなく、機関投資家が何か決定を下すためにはこのようなデータ分析が必要と指摘した上で以下のような重要性を挙げた。

・私たちが提供するデジタル資産サービスの健全性を評価できる
・私たちの顧客が投資判断できるように詳細データを提供できる
・保有資産の価値を決めることができる

また、発表では将来あらゆる資産がトークンとなって発行される未来を予想し、仮にそうなった場合、デジタル資産に関してまとまった情報がなければデジタルトークン産業は成長し発展することはないとしている。

運用資産額が100兆円を超える金融大手フィデリティが行う仮想通貨事業、詳細データ分析のバックアップも得てサービスインに向け十分な準備が整っている。

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