米フェイスブックがWhatsApp送金用にステーブルコインを開発中

米フェイスブックは、同社が所有するメッセンジャーアプリ「WhatsApp」上でユーザー同士が送金できる仮想通貨の開発を進めていると、米ブルームバーグが報じた。

関係者によると開発中の仮想通貨は、ボラティリティを最小化するため価格の安定したステーブルコインで、まずはインド市場をターゲットにしているとのこと。資産管理やステーブルコインの裏付けとなる保有通貨などの戦略策定に時間がかかるため、リリースはしばらく先の見通しとなっている。

「WhatsApp」とは
リアルタイムでメッセージの交換ができる世界最大のスマートフォン向けインスタントメッセンジャーアプリケーション。(wikipediaより)
日本では「LINE」が主流だが、世界的には「WhatsApp」が大きなシェアを占めている。

 

インドがなぜ最初のターゲットに?

インドには2億人以上の「WhatsApp」ユーザーが存在し、今年2月にリリースされた銀行間送金サービス「WhatsApp Payment」が利用されている。インド政府もデジタル決済を推進しており、テスト的な意味合いでもインドは最適なマーケットなのであろう。

 

完全個人間送金サービスの登場

現状の「WhatsApp Payment」はあくまで銀行間送金サービスであり、自分の銀行口座に入っている法定通貨を他人の銀行口座へ送金する仕組みとなっている。一方、現在開発を進めているステーブルコインを導入することで銀行が一切絡むことなく送金も受け取りも「WhatsApp」上だけで完結できるようになると推測される。

 

ステーブルコインの大衆化へ

既にテザーをはじめとしたステーブルコインが複数存在しているが、仮想通貨に関心のない人々にまではリーチできていないのが実状である。しかし、世界中に25億人ものユーザーを持つフェイスブックのような超巨大企業がステーブルコインを提供することでステーブルコインによる送金が一気に大衆化することになるかもしれない。

 

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