Facebookが噂の仮想通貨について米規制当局と協議

facebook-CFTC

現在「GLOBAL COIN」という仮想通貨を開発していると噂されている世界最大のソーシャルメディア企業FaceBook。
そのFacebookが開発している仮想通貨について、アメリカの規制当局である米商品先物取引委員会(CFTC)と協議を行ったとFinancial Timesが報じています。

FinancialTimes:Facebook in talks with US regulator over digital currency
FinancialTimes:Facebook in talks with US regulator over digital currency

CFTCの委員長であるChristopher Giancarlo氏によると、Facebookが計画している仮想通貨がCFTCの対象になるかどうかを理解するための「ごく初期段階の会話」をFacebookと行っている、との事です。

Christopher Giancarlo氏(氏のツィッターより)
Christopher Giancarlo氏(氏のツィッターより)

そしてGiancarlo氏はFacebookの計画について、「私たちも非常に興味をもっており、それについてよく知りたいと思っている」と述べています。
ただ 「私たちは実際に出来たものに対してしか行動できません。(しかし彼らは)私たちの前に何も出すことは出来ませんでした」とも述べており、それゆえCFTCの規制対象になるかどうかを言うのは時期尚早だったそうです。

なお米国財務省の関係者によるとFacebookはここ数週間、米国財務省とも話をしてプロジェクトの最新情報を提供しているとの事です。
また国際通貨基金(IMF)のブリーフィングによると、英イングランド銀行(BOE)総裁のMark Carney氏とも金融の将来に関する広範な会議の一環としてこのプロジェクトについてFacebookと話し合っているそうです。

Mark Carney氏(Wikipediaより)
Mark Carney氏(Wikipediaより)

現在アメリカでは仮想通貨「Kin」を巡るKik財団と証券取引委員会(SEC)の問題など、規制当局が正確な規制をまだ策定していない問題があります。
その為、Facebookは先行者が被っているトラブルを避ける為に仮想通貨に関するガイダンスを求めているようです。

米商品先物取引委員会(CFTC)とは?

CFTC(Commodity Futures Trading Commission:米商品先物取引委員会)とは、1974年に商品先物取引委員会法(CFTC法)に基づき大統領直属の先物取引とオプション取引全般の規制・監督機関として設立されました。
監督機関の主要権限として、取引所の監督、先物業者の監督、市場監視、執行という4つの権限を持ちます。
これは詐欺や市場操作などの不正行為から市場参加者の保護を目的としたものです。
仮想通貨に関しては2015年9月、ビットコインを含む仮想通貨を「コモディティ」と定義したことから関係が始まります。
アメリカ証券市場はこの定義を受けて仮想通貨を既存の金融資産と同要に取引できる可能性を検討し始めました。
そして2017年12月にCFTCはビットコイン先物上場を承認し、シカゴ・オプション取引所(CBOE)とシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がビットコイン先物を上場させています

米商品先物取引委員会本部(CFTC公式動画より)
米商品先物取引委員会本部(CFTC公式動画より)

[参考]
・Financial Times 2,June,2019:Facebook in talks with US regulator over digital currency
・商品先物取引委員会:https://www.cftc.gov/
・Facebook:https://ja-jp.facebook.com/

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