世界第二位のダークウェブマーケットを含む2つの違法マーケットが摘発され閉鎖

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世界第二位のダークウェブマーケットを含む2つの違法マーケットが摘発され閉鎖

欧州刑事警察機構(ユーロポール)[※1]は5月3日、世界第二位のダークウェブマーケット「ウォールストリートマーケット」とフィンランドの「シルクキティ(ヴァルハラ)マーケット」を摘発し閉鎖したと発表した。摘発はドイツ警察とフィンランドの税関当局との連携により行われた。

ウォールストリートマーケットは世界第二位のダークウェブとして、63000件の違法商品の掲載がされ、麻薬や不法な医薬品、違法データなど様々な違法取引のプラットフォームとして知られていた。取引にはビットコインやモネロなどの仮想通貨が使われ、仮想通貨によるマネーロンダリングも確認されていたという。

捜査には、ドイツ検察庁のもとドイツ警察、オランダ警察、複数の米国政府機関(麻薬取締局、連邦捜査局、内国歳入庁、国土安全保障捜査、米国郵便検査局、および米国司法省)が協力、協調的な捜査により今回の摘発と閉鎖の成功につながったとしている。フィンランドのシルクキティ摘発にはフランス警察との協調関係のもと捜査を進めていた。

摘発にあたり、ウォールストリートマーケットからは6桁に上るビットコイン(BTC)モネロ(XMR)、55万ユーロ(約6850万円)の現金、数台の車両、コンピュータやデータストレージが証拠品として押収された。さらに115万もの利用者アカウントと5400を超える販売業者アカウントも確保された。ドイツ警察によりマーケット責任者が逮捕、捜査の過程で米国で2つの販売量の多かった麻薬供給業者が逮捕されたという。
フィンランドのSilkkitie(通称ヴァルハラ)は2013年頃より活動してきた古いダークウェブで、フィンランド当局による摘発にあたり、その違法取引の多くがウォールストリートマーケットへ流れている事が確認されていた。そのため同時摘発へと至ったことが窺える。

※1:欧州刑事警察機構(ユーロポール)
ユーロポールは、オランダ王国デン・ハーグに本拠を置く欧州連合の専門調査機関。警察捜査や逮捕などの権限はなく、主に加盟する各国警察との情報連携を主体に国際犯罪に対処するため、情報交換・専門技術の調査などを行っている。日本の警察庁とテロおよびサイバー犯罪などの協力関係を締結するなど国内警察組織との連携も存在する。同様の組織機構として「国際刑事警察機構(インターポール)」が存在する。

[参考:]
[EUROPOL]DOUBLE BLOW TO DARK WEB MARKETPLACES(英文)

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