欧州連合の専門機関であるユーロポール 仮想通貨ゲームを開発中であることを発表

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欧州連合の専門機関の1つで加盟各国の警察機関が持つ情報を共有し、重大な国際犯罪に対処することを目的に1994年に設立された「欧州刑事警察機構」(Europol:ユーロポール)。
そのユーロポールがイタリアマフィアによる資金洗浄などで、近年問題になっている仮想通貨に関連した犯罪捜査を学ぶためのゲームを現在開発していると、先週14日に発表しました。

Europol:Cryptocurrency experts meet at Europol to strengthen ties between law enforcement and private sector
Europol:Cryptocurrency experts meet at Europol to strengthen ties between law enforcement and private sector

先週の12日から14日にかけて、ユーロポール本部で第6回仮想通貨会議が開催されました。
3日間の会議中、法執行機関と民間企業双方の仮想通貨専門家が仮想通貨による犯罪の防止・検出、そして取り締まりの支援について議論を行ったとの事です。
なお発表によると、BinanceやCoinbaseにOKCoinといった有名取引所や仮想通貨両替所のShapeShift、仮想通貨のTether(Bitfinex)、そして日本のbitFlyerも参加していたとの事でヨーロッパだけではない、非常に多岐にわたる国と地域の民間企業が参加しています。

そしてこの会議の席で、ユーロポールが仮想通貨ゲームを開発している事が発表されました。

ゲームの内容は、各国の犯罪捜査官が仮想通貨とその犯罪捜査について学びながらゲーミフィケーションを使って法執行の訓練を行う、との事です。
10月に行われる第7回Europol-INTERPOLサイバー犯罪会議での発表後すぐの運用開始のために現在、テロ・レジリエンス・組織犯罪センター(Centre of Excellence in Terrorism, Resilience, Intelligence and Organised Crime Research:CENTRIC)と共同開発中、との事です。

ゲーミフィケーションとは
遊びや競争などといったゲームの要素を本来ゲームとは関係ないものに導入することで、例えばスポーツトレーニングへのモチベーションを高め、通常よりも効果を上げるといった取り組みのことをいう。
採用例としてはSonyの録画ソフトtorneのユーザービリティ設計や、Nikeが運営しているNikePlusが採用している。

[参考]
・Europol Press Release 14 June 2019:Cryptocurrency experts meet at Europol to strengthen ties between law enforcement and private sector
・EUROPOL:https://www.europol.europa.eu/
・CENTRIC:https://research.shu.ac.uk/centric/
・Torne:https://www.jp.playstation.com/nasne/torne/
・Nike Plus:https://www.nike.com/jp/ja_jp/c/nike-plus

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