ブロックチェーンに関するニュースが日々数多く世界を駆け巡っています。そんな数あるブロックチェーンニュースの中から厳選した記事について独自の視点で斬り込む「ブロックチェーンNEWS斬り」。ナビゲーターはこの二人。

来年の流行語大賞にはブロックチェーンがノミネートされる気がしてならない“ブロックチェーンおじさん”ことミトミツです。

仮想通貨市場の復活を願っています。
仕事きっちり“トークンレディー”のミトミザワです。
本日取り上げたブロックチェーンNEWSはこちら。
イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏が26日に公開されたクオーツのインタビューの中で、一部の業界においてブロックチェーン技術の誤った使い方が「時間の無駄」につながっていると発言した。….

まずは私のブロックチェーン小話でもお聞きください。

結構です。まさに「時間の無駄」というやつです。

ミトミザワさん、厳しい~!

ブロックチェーンに関するデベロッパー会議「Devcon4」でのブテリン氏の発言に注目が集まっています。

一体何を語ったんでしょう?
ブロックチェーンおじさんとしては興味津々です。

ざっくりまとめますとこんな感じです。
<ブロックチェーンに関するブテリン氏の考察>
・ブロックチェーン技術の誤用は時間の無駄でしかない
・ブロックチェーン技術はすべての業界に適用できる代物ではない
・ブロックチェーンはしばしば誇大広告に使われている
・ブロックチェーンに心酔するのは人間らしく至極当然である

ふむふむ。さすがはブテリン氏。ほぼほぼ私と同意見です。

またブロックチェーン技術の適している業界は、仮想通貨と国際送金と述べています。

まあ、そこは既にある程度立証されているわけですから当然ですね。どうせなら、え?そこ?みたいな業界を挙げて欲しかったですなぁ。

金融以外の分野での活用例ではシンガポールで学位詐称を防止するために導入されたブロックチェーン上にデジタル修了証明書を発行するアイデアは評価しているようです。

詐称防止にブロックチェーン!改ざん不可で全ての記録を残すというブロックチェーンの特徴をシンプルに発揮する格好の舞台だと私も思います。


一方でブテリン氏は、IBMの“自分たちで開発したブロックチェーンプラットフォームは自分たちのもの”という独占的な利用に関しては批判しています。

「オレの物はオレの物。お前の物もオレの物。」まるでどこかのガキ大将のようですな。ブロックチェーンは誰か一人が独占してどうこうするものではありません。生きとし生けるみんなの物です。

どこかで聞いたことのあるようなフレーズです。

ブテリン氏の発言を聞いていると、ブテリン氏はブロックチェーンの使用に関して、大衆の利益となる活用に対しては肯定的ですが、私利私欲が見える活用には否定的という印象を受けますね。

イーサリアム開発者としてのブロックチェーンに対するリスペクトなのかもしれません。

それでは最後に一曲聴いてください。
ミト山ミツ太朗で「生きとし生ける物へ(独唱)」

無駄!無駄!無駄~!聴くだけ無駄~!いい加減にしてください。もうやめさせてもらいます。「ブロックチェーンNEWS斬り」次回、“ブロックチェーンおじさんレコ大辞退”でお会いしましょう。