イーサリアムのガス使用量が最高値に到達

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Etherscanのデータによると、イーサリアムネットワークでのガスの使用量が9月18日に518億8,586万となり、最高値に到達した。

ブロックチェーンデータプロバイダーのglassnodeによると、テザー(USDT)での使用量が増えており、最高で20%近くの利用あり、ETH移動でのガス使用量は減っているが、大部分は、何かしらのコントラクトによって発生しているとツイートした。

8月には、イーサリアム創設者のVitalik Buterin氏自身が、「イーサリアムブロックチェーンはほぼ満杯で、スケーラビリティは大きなボトルネックだ。」とインタビューで答えており、オフチェーン(レイヤー2)によるスケーラビリティに関しても「悲観的になっている。構築するのが難しく、一般化するのは困難だ。」とツイートしている。

「イスタンブール」アップグレード

現在、イーサリアムは、マイニングアルゴリズム、コード実行、データストレージプロセスの変更を目的とした「イスタンブール(Istanbul)」と呼ばれるシステムのアップグレード(ハードフォーク)を予定している。9月に予定されていたテストネットへのローンチは10月に延期され、メインネットへの実装は11月を予定している。

イスタンブールは、2つのフェーズに分けてローンチされる。

フェーズ1では、6つのEthereum Improvement Proposals(EIP)が予定されている。

  • EIP-152:Blake2圧縮関数Fプリコンパイルを追加
  • EIP-1108:alt_bn128プリコンパイルガスコストを削減
  • EIP-1344:ChainIDオペコードを追加
  • EIP-1844:trie-size-dependentオペコードの価格変更
  • EIP-2028:Calldataガスのコスト削減
  • EIP-2200:SLOADガスコストの変更を考慮したnet-metered SSTOREガスコストのリバランス

フェーズ2では、EIP-1057の「ProgPOW」など、より多くのテストが必要となるEIPアップグレードが予定されている。

ProgPOWは、GPUマイナーとASICマイナー間のマイニング効率のギャップを減らすことで、イーサリアムマイニングへの幅広い参加を促すためのコンセンサスアルゴリズム。

イーサリアム2.0(Serenity/セレニティ)では、コンセンサスアルゴリズム自体がPoWからPoSへと切り替わるため、イスタンブールは、冗長なアップデートととらえられる傾向がある。

しかし、2.0のローンチにはまだ時間がかかると見られており、以前もスケーラビリティ対策が不十分なため、ガスの高騰や処理速度の低下を招き、投資離れが噂されたことを考えると、2.0までの対応として、イスタンブールは重要なアップデートと考えられる。

イーサリアムは、先週末から徐々に価格が上昇し、一時212ドルまで上昇。現在は、やや下落したものの200ドルを割り込まずに、206ドル近辺で取引されている。

参考:EthHub

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