ECB幹部、プライベート通貨は法定通貨の代替手段とはならない

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3日、フランクフルトで行われたECB会議でのスピーチで、欧州中央銀行(ECB)の専務理事を務めるYves Mersch氏は、

プライベート通貨が中央発行の法定通貨に対して、実行可能な代替手段としての地位を確立する見込みは、ほとんど、または全くない。
信用でき、国民の信頼を勝ち取るための制度的な後ろ盾のある、独立した中央銀行のみがお金を供給することができる。

と述べたとブルームバーグが伝えた。

また、Mersch氏はフェイスブックが計画しているデジタル通貨「リブラ」について、魅力的だが危険だとし下記のように語った。

欧州の市民が、従来の支払い方法や経路の安全性と健全性を捨てて、フェイスブックの魅力的だが危険な声に賛同してしまわないことを心から願っている。

同氏は、リブラは、ユーロ圏におけるECBの制御を弱体化させ、流動性に影響を及ぼし、欧州単一通貨の需要を減少させ、金融伝達メカニズムを阻害する恐れがあるとも語っている。

今年7月に行われたG7会議でも、リブラのようなステーブルコインについては、法定通貨発行の主権や国際通貨システムの機能に影響を及ぼす可能性があり、最高水準の金融規制を満たす必要があると結論付けられている。

参考:Bloomberg

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