ドバイでブロックチェーン技術を用いた顧客情報(KYC)共有システムが稼働

アラブ首長国連邦(UAE)の金融整備を進める特別開発地区、ドバイ国際金融センター(Dubai International Financial Centre/DIFC)にて、マシュレク銀行が顧客情報を共有するシステムを用いて銀行口座開設を開始した。

顧客情報を共有するシステムは、スウェーデンのブロックチェーン開発企業norblocが開発したソリューションで、ブロックチェーンを使ったプラットフォームに個人情報を登録することで、違う組織間でも安全にデータ共有を行える「norbloc FIDES」という製品を使って実現している。

ドバイ国際金融センターの発表によると、マシュレク銀行ではすでにシステムが稼働しており、UAEに拠点を置くすべての銀行や企業がこのシステムを利用できると発表した。

プレスリリースの中で以下のようにコメントを発表している。

ドバイ国際金融センター、Arif Amiri氏
DIFCは主要な金融センターとして、経済システムを進化させ、提携先やコミュニティに向け世界トップクラスのビジネス環境を提供していることに誇りを持っています。今回の提携プログラムでは、金融機関と企業にプラットフォームを提供し、効率的に業務を遂行できます。

シームレスな取引を推進する2021年へ向けたブロックチェーン戦略の一環として、業界をリードする金融機関との提携を重視しており、金融センターの政府機関と金融関係者の作業プロセスを改革しています。

新たな成長の段階に入っている我々にとって、フィンテックとブロックチェーン技術に焦点を合わせることが金融の未来を変える重要なステップです。

マシュレク銀行CEO、Ahmed Abdelaal氏
アラブ首長国連邦の金融業界でも歴史の古いマシュレク銀行は、お客様の利便性のため新しいテクノロジーを採用し続けています。

このプログラムはUAEブロックチェーン戦略2021に沿っており、顧客KYCデータのシームレスな共有のために、銀行、政府機関、その他の認可機関のネットワークを作る大きなビジョンを持っています。その結果、セキュリティ強化、顧客体験向上、透明性の向上などにつながっています。

デジタル分野のリーダーとして、マシュレク銀行は銀行業務を向上させ、より効率的な技術に投資し、UAEを世界的な金融ハブとして位置付けます。

参考:DIFC and Mashreq Bank Launch Instant Bank Account Opening with the Region’s First KYC Blockchain platform
参考:norbloc FIDESソリューション

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