ディストリクトゼロエックス/district0x(DNT)の特徴をまとめて解説
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米国の仮想通貨取引所として政府認定のもと2015年から取引所を運営するコインベース。日本の認可取引所と同じくコイン上場にはかなりのハードルがありますが、適切なコインであればなるべく多くのコインを取り扱うことを目標として掲げてもいます。
そのコインベースが12月7日に上場候補の31通貨を発表、更にERC20トークンである4通貨を上場決定したと8日に発表され、ディストリクトゼロエックス/district0x(DNT)が注目されています。
district0xとは
ディストリクトゼロエックスは、オンラインの取引市場とコミュニティを誰でも簡単に作ることが出来る分散型プラットフォームアプリケーションです。
そしてユーザー同士がAirbnbやUberのような仲介者無しで直接やり取りできる取引市場を、専門知識無しで簡単に立ち上げ可能にすることを目指しています。
ディストリクトゼロエックスはEthereumのスマートコントラクトとフロントエンドライブラリからなるd0xINFRAと呼ばれるオープンソースフレームワークです。
そして以下のコア機能を提供します。
- 投稿機能
- 検索機能
- ランキングと口コミ機能
- 決済機能
また上記以外にも補助モジュールのプラグインによる機能追加や拡張も可能です。
そしてユーザーはネットワーク上に地区(ディストリクト)と呼ばれる幾つもの市場やコミュニティを並列して作成可能です。
この地区については以下のものがリリース済みです。
- Ethlance:雇用者とフリーランスをコスト不要で結ぶ事ができる分散型雇用市場です。
- NameBazaar:イーサリアムの「nameアドレス」をオークションで入手するサービス。
そして以下の地区がリリース予定となっています。
- Memefactory:イーサリアム上でデジタル資産の形成と取引できる市場。
- 1Hive Funding platform:クラウドファンディングの為のキューレーション市場。
- Decentraland:以前Fintideでも取り上げた仮想空間サービスDecentralandチーム提案によるDecentraland内土地売買市場。
そしてディストリクトゼロエックス上で発行される全プラットフォームはプロトコルとして0xプロトコルを採用。
その結果あらゆる種類のERC20トークンでの決済が可能です。
まとめ
ディストリクトゼロエックスはオンライン市場とコミニュティのプラットフォームであり、そのプラットフォームを使っていろいろなサービスを開発することが可能です。
そしてオープンソースでかつ0xプロトコルを採用していることから他のサービスと組みやすく、更に開発されたサービスから大ヒットが生まれればユーザー数が一気に増加する可能性があります。
実際の上場も含めて今後の動向を注目してみてはどうでしょうか。
基本情報
正式名 | district0x(DNT) |
---|---|
発行日 | 2017年7月 |
発行上限 | 1,000,000,000 |
ホームページ | https://district0x.io/ |
ホワイトペーパー | https://district0x.io/docs/district0x-whitepaper.pdf |
ソースコード | https://github.com/district0x |
取引所 | Binance、ABCC、Mercatox、HitBTC、Gate.io、Bittrex、Upbitなど |