コインベースは上場済みだったステーブルコインDai(DAI)の取り扱いを販売所まで拡大

米仮想通貨取引所で最大手のコインベース(coinbase)は、ステーブルコインのDai(DAI)のトレードに加え、coinbase.comの販売所でも取り扱いを開始したことを発表した。

ステーブルコインのDai(DAI)は、昨年2018年12月19日にDAIを発行しているプロジェクトMaker(MKR)と共にコインベースが運営する取引所コインベースプロ(coinbase pro)に上場していた。

今回はコインベースにて運営している販売所機能であるcoinbase.comや、同社が提供するスマホアプリにてDai(DAI)の取り扱いが拡大したことを発表した。

厳選されているコインベース販売所で取り扱い開始

コインベースでは昨年から取り扱い通貨を増加させる方針に変更しており、取引所であるcoinbase proに上場している通貨は増える一方だが、販売所であるcoinbase.comの取り扱いはある程度の在庫を持ちサービス提供する必要があることから厳選された通貨に留まっていた。

また、コインベースのステーブルコインとしては同社が主導して発行するUSDコイン(USDC)をメインに取り扱っており、テザーなどの他のステーブルコインは取り扱っていなかった。こういった状況でステーブルコインDaiが取り扱いを拡大したことは大きな注目点の一つだ。

ステーブルコインの中でも独特の発行構造を持つDai

ステーブルコインのDai(DAI)はメイカー/Maker(MKR)プロジェクトから発行されている。

通常ステーブルコインは発行団体が法定通貨を預かってから発行される中央集権型が主流となっているが、メイカー/Maker(MKR)プロジェクトでは発行団体をなくし、完全にプログラム上だけで担保を行う画期的な手法でステーブルコインが発行されている。

メイカー/Maker(MKR)はイーサリアム上のスマートコントラクトで構成されており、1ドル相当以上(通常1.5倍)のイーサリアムをスマートコントラクト上でロック(預かる)することで1ドル相当に当たる1DAIを発行している。もし担保となっているイーサリアムの価値が少しでも下がった場合は、取引所のロスカットに似た清算システムが発動し、担保になっているイーサリアムが売却・清算され、Daiの担保価値を保っている。

仮想通貨が広く認知されると同時にステーブルコインへの注目も高まっており、発行方法が独特なMakerとDaiへの要望が高まったことが、今回コインベースの取り扱い拡大へとつながったと考えられる。

参考:Dai (DAI) is now available on Coinbase

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