取引所PoloniexやステーブルコインUSDコイン(USDC)発行のサークル社が法定通貨支払いアプリ「Circle Pay」を終了

米仮想通貨取引所Poloniexの親会社で、ステーブルコインUSDコイン(USDC)発行でも知られているサークル社が、5年前からサービス提供していた支払いアプリ「Circle Pay」のサービス打ち切りを発表した。

同日にはコインベース(CoinBase)と共同で立ち上げているステーブルコインUSDコイン(USDC)の発行団体centreにて、企業メンバーを募集する発表も行っており、今後はステーブルコインを中心としたサービス展開を行うと予想されている。

支払いアプリ「Circle Pay」はテキストメッセージを送るように、法定通貨であるドル(USD)、ポンド(GBP)、ユーロ(EUR)を手数料なしで送金できるアプリだ。銀行口座かデビッドカードと紐づけることで簡単に法定通貨の送金が行え、一対一の送金だけではなく複数人数によるグループチャットのような形でも送金することができ特徴の一つとなっていた。

しかし今回の発表の中で、「Circle Pay」は、トークン化されてない法定通貨を取り扱っていたことから従来の金融システムに大きく依存していることを挙げ、USDコイン(USDC)のようなフィアットトークンは、価格変動がなく世界中をシームレスかつ無料で移動させることができると、ステーブルコインのメリットをあらためて強調した。

「Circle Pay」のサービス提供は7月8日で終了し、アカウントにあった資金は7月31日に顧客口座に返金される予定となっている。

発表の最後で、ステーブルコインUSDコイン(USDC)の普及、仮想通貨取引Poloniex、そして今年3月に買収したクラウドファンディングのSeedInvestの事業展開を注力すると締めくくった。

Circle(サークル)
FinCEN(金融犯罪取締執行ネットワーク)に登録しており、米国の48州で送金業者ライセンスを保有するボストンに拠点を置く金融サービス事業者。ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が発行する仮想通貨事業の免許BitLicenseを取得しており、米国の法律下での仮想通貨事業を行っている。出資企業にはゴールドマン・サックス、デジタルカレンシーグループ、ビットメインも名を連ねている。仮想通貨取引所Poloniexを買収、またCoinBaseとともに共同事業団体Centreを立ち上げステーブルコインUSDコインを発行し普及を目指している。

ユーエスディーコイン/USD Coin(USDC)
仮想通貨の決済会社サークル(Circle)とコインベース(Coinbase)が会員として参加する、仮想通貨の共同事業団体Centreが発行するUSドルに価値が固定された通貨。Centreは世の中の経済システムすべてを変えることを目指しているプロジェクトで今後も様々な企業をメンバーに取り込もうとしている。

参考:Circle to sunset payment app, continue advancing vision of crypto-based payment solutions using fiat tokens

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