キャッシュレス・ポイント還元事業と主要スマホ決済を比較の為、まとめようとしたが色々酷過ぎた

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キャッシュレス・ポイント還元事業と主要スマホ決済を比較の為、まとめようとしたが色々酷過ぎた

10月1日の消費税10%、軽減税率、キャッシュレス・ポイント還元事業のスタートから、2ヶ月が経とうとしています。

スマホ決済、コード決済を提供するペイメント事業各社の実施するキャンペーンも方向性が着地し始め、メディアでも利用者の声を取り上げた特集がされ始めています。

そこで「PayPay(ペイペイ)」「LINEペイ」「d払い」「楽天ペイ」主要スマホ決済4社の、2020年6月まで続くキャッシュレス・ポイント還元事業との併走感を強く出しているキャンペーンに注目。比較のため、可能な限り実際にお店を利用・サポート窓口へ問い合わせもしつつ、雑感をまとめた。

PayPay(ペイペイ)

■キャンペーン名
まちかどペイペイ(第1弾、第2弾)
PayPay 10月からの新キャンペーン発表~5%ポイント還元対象店舗で更に5%を上乗せし、最大10%ポイント還元
まちかどペイペイ第2弾、抽選で最大1000円相当還元、PayPayチャンスを含めて実施

■キャンペーン内容:期間
2か月ごとに内容を変えながら、来年の6月まで、様々なキャンペーンを実施するとしている。内容は都度発表。
・10月11月のまちかどペイペイ第1弾では、5%還元対象店(ツール掲示店のみ)とキャンペーン分持ち出し5%で10%還元をうたう。
・12月1月のまちかどペイペイ第2弾では、同じく5%還元対象店(ツール掲示店のみ)での決済時に20回に1回の確率で最大1000円相当戻ってくる。※12月1月のPayPayチャンスがまちかどペイペイ第2弾として実施されます。

■雑感
スマホ決済シェアトップな事から注目度は一番高い。しかし、5%還元対象店『ツール掲示店のみ』が分かりずらいので、出たとこ勝負か狙うなら事前にお店側に確認が要る。お店側もキャンペーンポスターのツール掲示がされてない事も多く店頭判断すら難しい。お店の人に確認したら「分からない」という回答が返って来た。さらにペイペイサポートに問い合わせたが「要領を得ない回答」が延々続いた。など現場も混乱しているようだ。ただ、これはお店やサポートの現場側でなくペイペイ運営が悪い。より明確に案内できる判断基準を企画詰めしてからキャンペーン実施をするべきだったろう。キャンペーンの内容は魅力的なため非常に残念な状況だ。

LINE Pay(ラインペイ)

■キャンペーン名
LINE「マイカラー制度」

■キャンペーン内容:期間
キャッシュレス・ポイント還元事業の対象店舗でLINEペイで決済すると、還元制度による2%ないし5%のポイントの他、LINEペイの利用額に応じて0.5%~2.0%が貰える。期間は特に示されていない。
[詳細]:LINE Pay (ライン ペイ)「キャッシュレス・消費者還元事業」期間中は支払額の最大7%還元

■雑感
LINEはマイカラー制度として毎月の利用額に応じて還元率がアップする。対象となる店舗はLINEペイが使えるキャッシュレス・消費者還元制度の2%・5%のどちらの店舗でもなので対象店舗を探すのは難しくない。しかし、マイカラー制度そのものがハードルが高く最大の2.0%の条件は月額10万円と現実的とは言えないため、キャンペーンというよりは、マイカラー制度という基本特典の仕組みをキャッシュレス・ポイント還元制度と抱き合わせでPRしたに過ぎないと言える。私たち消費者も馬鹿ではないので最大7%と言われても困惑してしまう。

d払い(ドコモ払い)

■キャンペーン名
d払い生活応援キャンペーン

■キャンペーン内容:期間
12月2日から3月31日まで「d払い」が使える「キャッシュレス・消費者還元事業」5%還元対象の店舗で「d払い」のコード決済をすると、還元事業による5%分のdポイントに「d払い生活応援キャンペーン」による5%分のdポイントを加えた10%還元。
[詳細]:キャッシュレス還元事業+d払い生活応援キャンペーンで10%還元、12月2日から3月31日まで

■雑感
これだけ、これから実施なので試せていない。が、一見無理なく10%になる魅力的なキャンペーン内容といえる。それでも、2%のお店は対象外のため使える先はやはり限られている手応えだ。d払いアプリは早い段階でキャッシュレス・ポイント還元事業の対象店が地図に出るようになっており、アプリでの対象店探しもいち早くスムーズにできるようになっていたが、2%のお店と5%のお店の区別できる情報が欠けているため、2%のお店を対象外にしたことで、d払いアプリ上からは対象店舗を探せなくなってしまった。どうしよう。。。

楽天ペイ(R Pay)

■キャンペーン名
期間中ずーっと5%還元

■キャンペーン内容:期間
楽天ペイアプリでコード表示・QR読み取り・セルフでの支払いが利用できる店舗を対象に、支払金額に対して、楽天スーパーポイントを最大5%還元。ユーザーが「楽天ペイ(アプリ決済)」で支払いを行うことで、経済産業省が実施するキャッシュレス・消費者還元事業(以下、キャッシュレス制度)の対象で還元をうけられる店舗やキャッシュレス制度の対象外となっている店舗でも、楽天ペイメントが差額を補填することで、合計で楽天ポイント5%還元を受けることができる
[詳細]:楽天ペイ(R Pay)が導入全店舗でポイント5%還元となるキャンペーンを発表
【楽天ペイ(R Pay)】11月1日よりオンライン決済でも最大5%還元

■雑感
派手さはないが、2%と5%のお店を問わず、さらに楽天ペイが使えるところなら、制度対象外のお店でも5%の不足分を楽天側が補填し5%で均一化される利便性はうれしい。さらに店頭決済だけでなく、ネット決済などにも適用され、楽天とお店が独自に行う別途キャンペーンは重複できるようになっており、10%になるフランチャイズやチェーン店も少なくない。ただ、残念ながら12月2日10時をもって「キャッシュレス制度対象外」の店舗キャンペーンは先行終了してしまう。

総評・比較

各社とも、経済産業省によるキャッシュレス・ポイント還元事業と絡め、自社のペイをアピールしてお得感を出そうとしているが、キャンペーンの立て付けが難解になってしまっていたり、逆にお得感から遠ざかってしまっていたりと厳しい状況に感じる。特に、ペイペイは難解さが際立ち、LINEペイには渋さや非お得感を強く感じてしまっている。d払いと楽天ペイはネットに強いのだが、ネット通販はそもそも安値比較がしやすい都合、ポイント還元率よりセールとの競争となり厳しい。

そして全般に言えることだが、ポイント還元事業が絡むと規制のため還元上限額が低く、高い買い物には使えない点も消費効率が非常に悪い。(その割にクレカしか使えない高級寿司店に毎週通える富裕層には効率がいい)
比較以前の問題で正直スルーを推奨したい。

…で終わらせるのはちょっと投げやりに過ぎるので、せめてもの楽な付き合い方として以下をお勧めしたい。

・手持ちのクレジットカードがポイント還元制度対象のクレジットカードかを調べる
・手持ちのクレジットカードなどでの「ポイント還元率UPの貰い損ね」がないかだけ調べる
・生活圏のコンビニ・ドラッグストア・スーパーで使える、スマホ決済アプリをお好みで1個2個選ぶ、生活圏を逸脱した範囲に手を出さない
・入ったお店でキャンペーンPOPを一瞥し、手持ちの決済手段から一番お得になる決済順位だけで、何も考えず出す
☆余計な決済手段を増やさず、余計な買い物をしない

そんな感じで、必要なものを買う時に、手持ちの選択肢にお得な選択肢があればそれを貰い損ねないようにし、高額商品での高い還元額が適用できそうなときだけ他を頑張る。という所で、どうだろうか?

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