8日から下落し始めたビットコイン価格は下げ幅が1000ドルを超え8000ドル台まで暴落している。
昨日まで9100ドル台を維持していたビットコイン価格だったが、ニューヨークでも非常事態宣言が出るなどコロナウイルスの経済影響が深刻となっており、仮想通貨市場も7日早朝から下げ始めると短時間で約200ドルの大きな下げ幅となった。
一度下降し始めた価格はその後も下げ止まることなく約4回にわたって暴落を続け、大量のロスカットを伴いながら8日の12時現在8000ドル台まで下落した。他の主要通貨でも同時に大きな下げ幅を記録しており、イーサリアムは12%、XRP10%、ビットコインキャッシュに至っては15%を超え、主要10通貨は平均して8.5%以上の暴落となっている。
この2週間で米ダウ平均は約3000ドルもの下げ幅、日経平均は約4千円も下がった。2週間前112円を記録していたドル円はもうすぐ102円に届きそうな円高勢いとなっている。
世界でもコロナウイルスの感染者数が徐々に増加し、少なくとも収束までは数か月単位と予想される。一時は避難通貨として注目されたビットコインだったが、今は見る影もなく経済不安に伴い下落を続けている。