日銀がデジタル通貨発行を検討するフォーラム「中銀デジタル通貨と決済システムの将来像」を開催

日本の中央銀行である日本銀行は、国が発行するデジタル通貨を議論する意見交換会「決済の未来フォーラム:中銀デジタル通貨と決済システムの将来像」を2月27日(木)に開催することを発表し、参加者の募集を行った。

先日1月末には各国中央銀行と共同でデジタル通貨(CBDC/Central Bank Digital Currency)を検討するグループを設立しており、日本国内においてもデジタル通貨発行へ向けた本格的な議論を開始させる。

リブラ普及への危機感

今回、日本銀行から発表された開催概要には、フェイスブックが発行する予定のステーブルコイン、リブラがこの一年を振り返り話題になったことを挙げた。

その上で民間のステーブルコインが広く普及すれば、日銀が行う金融政策の効果が弱まり、金融システムの安定が損なわれる可能性を指摘した。今後デジタル通貨発行への理解を深めつつ金融システムの安定を目指し様々な取り組みを行っていく必要があると開催の目的を発表している。

議論はリテール決済だけでなく、ホールセール決済も対象

一年前にも日銀はデジタル通貨の調査研究をまとめたレポート「情報技術革新・データ革命と中央銀行デジタル通貨」を公表しているが、その中でもデジタル通貨を発行する場合、個人決済向けに加え、中央銀行当座預金に該当する大口金融機関向けの決済についても発表されていた。

今回のフォーラムの論点としても、リブラに代表されるような個人向けの決済に加え、金融機関同士の大口資金決済や、トークン化した証券の資金決済、外為取引決済なども含まれている。

フォーラム「中銀デジタル通貨と決済システムの将来像」

開催される意見交換会では、金融機関や企業、大学などの決済専門家に対し、参加者を募集している。

また、この意見交換会の概要については後日公表される予定となっている。

参考: 「決済の未来フォーラム:中銀デジタル通貨と決済システムの将来像」参加者の募集について

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