バイナンスコインの価格が下がってきている理由

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バイナンスコインの価格が下がってきている理由

バイナンスコイン(BNB)の勢いがなくなってきています。

バイナンスローンチパッド開始に伴い、大きく上昇していたBNBですが、6月をピークに下落に転じており、直近では12%ほどの大きな下落がありました。

下がっている理由はいくつか考えられ、BNB価格が6月から下降しているのをみると、仮想通貨市場が下落傾向にあることがその理由の一つと考えられます。BNBを使って手数料などの優遇措置を受けることができますが、トレード機会が減ればそれも必要なくなり、BNB売却が進むと考えられます。

直近では、身元不明のハッカーによるKYC画像漏えい問題がありました。公式発表では、漏えいしたKYC画像は、以前契約していたサードパーティベンダーによって処理されたもので、バイナンスから漏えいしたものではないとして調査を継続していますが、これも一つの下落要因と考えられます。今年5月には取引所がハッキング被害を受けており、2回目のトラブルというマイナスイメージがあるかもしれません。

次に考えられるのが、皮肉にもBNB価格を押し上げる要因ともなったバイナンスローンチパッドです。

ローンチパッドでトークンを購入するにはBNBを保有する必要があり、購入できたトークンは高値で売却できたことから、多くの人がBNBを購入しました。これによりBNBは年初価格から大きく上昇しました。

しかし、回を重ねる毎に、ローンチしたトークンは、上場後に現在値が上場初値を下回ることが分かってきました。そうした理由から、トークンを購入しても額面割れの危険性があるとの見方が広がり、トークン購入のために競ってBNBを購入しなくなったと考えられます。

また、KYC問題が完全に解決しないままレンディングサービスを開始したり、最近行われたバイナンスCEO、CZ氏によるAMAで大きなプラス材料がなかったこともBNB下落に拍車をかけていると考えられます。

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