Fidelityなどウォール街の大手金融やリクルートが出資するBlockFiとは?

ウォール街の大手金融企業やベンチャーキャピタルが出資する貸付サービスBlockFiとはどういうサービスなのでしょうか。日本からリクルートも出資し注目が集まっている事業内容を紹介します。

BlockFiとは

ニューヨークで2017年8月に設立されたBlockFiは個人や企業を対象に融資を行うローン企業です。金融大手の出資で注目されている理由はBitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)を担保に、法定通貨USドルを貸し出す点にあります。

BlockFiの特徴としてリクルートの発表によれば

昨今、仮想通貨市場の急激な拡大に伴い、仮想通貨の保有者が増加しています。しかし、実経済においては法定通貨が必要な場面が多く、仮想通貨を法定通貨に換金するニーズも同様に高まっていますが、換金には時間がかかること、課税率の高さや換金レートの値動きに影響を受けることなどの課題があります。

としています。

スケーラビリティ問題などでなかなか仮想通貨が現実世界で浸透していないことが注目される理由の一つとも言えます。

 

クレジットカードを目指す

仮想通貨メディアThe BlockのインタビューでCEOのZac Prince氏は以下のように語っています。

クレジットカードを提供したい。また2019年には預金口座を提供する予定だ。

詳細はまだ不明ですがローンサービスのように法定通貨のクレジットカードとして使え、引き落としは仮想通貨というようなサービスが予想されます。

また預金口座とは仮想通貨を預け利子も仮想通貨で受け取る預金口座サービスということだと考えられます。これは顧客から預かった仮想通貨を運用することも視野に入れているということです。

 

仮想通貨と法定通貨のハイブリッド

仮想通貨と法定通貨を掛け合わせたBlockFiのローンやクレジットカード構想は、スケーラビリティ問題に必死に対応しているブロックチェーン技術者にとってはなんとも皮肉な金融サービスと言えます。

ただ現実問題として仮想通貨が一般社会で使えるようになるのは現状を見回す限りまだまだ先の話です。最先端技術である仮想通貨と、伝統的な法定通貨のハイブリッド型がまずは社会に浸透するとウォール街は予想しているようです。

 

金融大手企業やベンチャーキャピタルが出資

どういった企業がBlockFiに出資しているかご紹介します。資金調達は今年2018年に複数に渡って行われています。

2018年2月
ConsenSys Ventures、SoFi、Kenetic Capitalから155万ドル(約1億7000万円)

2018年7月
元ゴールドマンサックスのMike Novogratz率いるGalaxy Digitalを中心に5200万ドル(約59億3000万円)

2018年12月
Fidelityの子会社Devonshire Investors、Akuna Capital、CMT Digital、Morgan Creek Digital、リクルートから400万ドル(約4億5000万円)

出資会社リスト

Akuna Capital
 イギリスの仮想通貨取引所Crypto Facilitiesで仮想通貨の先物取引も行っているシカゴを本拠地におく金融企業

CMT DIGITAL
 トレーディングデスクや仮想通貨に特化した投資を行う金融会社

CONSENSYS
 Ethereum FoundationのCOOジョセフルービン氏率いるイーサ最大の開発企業

Devonshire Investors
 世界5大金融会社として数えられる金融大手Fidelity Investmentsの子会社

Galaxy Digital
 元ゴールドマンサックスのMike Novogratz率いるGalaxy Digital

Kenetic Capital
 投資、コンサルなどを提供するブロックチェーン企業

Morgan Creek Capital Management
 巨額の運用資金を持つファンド大手。今年仮想通貨インデックスファンドも立ち上げ

PJC
 仮想通貨分野だけでなく幅広い先端分野に投資するベンチャーキャピタル

SIG SUSQUEHANNA
 米ペンシルバニアの世界有数の金融企業の一つ。今年仮想通貨取引にも自ら参入

Sofi
 学生ローン、住宅ローン、医療ローンなどを扱う米金融大手。特に学生ローン借り換えでは全米最大

合同会社RSPファンド6号
 リクルートの子会社で投資専門会社

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