ブロックチェーン技術は身近になる。時代に浸透する理由

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エネルギー、ブロックチェーン

ブロックチェーン技術は仮想通貨の印象から金融やFINTECH、インターネットソフトウェアに関する分野と一般には捉えられがちだが、その実態はより汎用的でコンピュータが搭載できる全てのモノ、つまりモノのネットワークであるIoT、物流などにも影響が強い技術だ。

自動車に搭載して交通情報や災害時の情報を収集、AIが分析行いブロックチェーン技術で担保すれば、災害時にもシステム稼働が維持できる信頼と強いネットワークを構築できる。ハイブリット車やEVなら蓄電池を搭載しているため電力の融通にも強みがある。実用には課題もあるが場合によっては災害時の断絶したネットワークを局所的に補完することもできるだろう。

既に実用への取り組みも開始されており、再生可能エネルギーによる発電・蓄電池へ貯める個々の家庭をまとめ融通しあう仮想発電所とするVPP事業【※1】などへの活用だ。
独ソネンは16年11月に始めたVPPサービスで、ユーザー間で電力を融通することにより上限はあるものの電気料金を定額制にするサービスを展開している。この電力の需給データ管理と融通を大型サーバなしにリアルタイムに行う仕組みにブロックチェーンが使われている。

【※1】VPP:バーチャルパワープラント(VPP:Virtual Power Plant)という名称で仮想発電所とも言われる仕組み。各家庭や地域に散らばる発電設備/蓄電設備をとりまとめて、発電所と同等の機能を提供すること。

バーチャルパワープラント(VPP:Virtual Power Plant)
出典:経済産業省「バーチャルパワープラント(VPP)・ディマンドリスポンス(DR)とは」

こういった身近な利用シーンからブロックチェーン技術をとらえれば、インターネット登場以来の革新的技術と騒がれたりする理由も感じられるのではないだろうか?

いつの間にか生活に当たり前に採用されているテクノロジーは数あるが、ブロックチェーンもその一つになる可能性はある。
そのうち、自宅のネットワークを制御するのに一家にイチブロックチェーン時代も訪れるかもしれない。

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