「TEAMZ BLOCKCHAIN SUMMIT」レポート

9月28日、天王洲アイルにある寺田倉庫では「TEAMZ BLOCKCHAIN SUMMIT」が開催された。世界のブロックチェーンエコシステムから世界クラスのリーダーや専門家が一堂に会し、ブロックチェーン業界における最先端のイノベーションについて見解を語った。

FINTIDE編集部は午前中に会場に潜入し、ブロックチェーン業界リーダーたちによるパネルディスカッションを聞いてきたので、その一部をレポートする。

テーマ「日本市場におけるブロックチェーン企業の課題と機会」

用意された椅子はほぼ満席で立ち見も出ている中、「日本市場におけるブロックチェーン企業の課題と機会」というテーマでパネルディスカッションが始まった。モデレーターはコインオタクCEOの伊藤健二氏で、登壇したのは以下の5名。

・QUOINE株式会社 CFO 紺野 勝弥 氏
・創法律事務所代表弁護士 斎藤 創 氏
・株式会社オウケイウェイヴ 代表取締役 松本 元 氏
・中国弁護士海外法事務弁護士 陳 軼凡 氏
・近畿大学大学院・総合理工学研究科 准教授 森山 真光 氏

パネルディスカッションの風景

話の中でブロックチェーンの課題として取り上げられたものは大きく2つ、「法律」と「ブロックチェーンエンジニアの人材不足」であった。

課題1「法律」

斎藤氏いわく、今年の5月くらいまでは海外から日本で取引所の免許を取りたいという相談が多かったが、最近は減少してしまっているという。海外ではもっぱら“日本はやりにくい”との見方が強くなっているそうだ。法整備はまだ審議の段階であり、コインチェック事件後の厳しい金融庁の審査など規制という壁が国内のみならず海外のブロックチェーン企業の進出に歯止めをかけてしまっているのは否めない。

課題2「エンジニア人材不足」

ブロックチェーン技術の進歩の一方で、その技術開発を担うブロックチェーンエンジニアの人材不足が著しい。日本の大学では最近になって専門科目を作ろうという動きはあるようだが、まだまだブロックチェーン人材を育てるようなカリキュラムは少ないとのこと。ただ日本のエンジニアは少ないが、世界で見るとベトナムのホーチミンではエンジニアが多く彼らの獲得競争が激しいそうだ。

総評

わずか20分程度の短いディスカッションであったが、弁護士や経営者、大学教授それぞれの立場からブロックチェーンのメリットと課題を端的に聞くことができた。「法律」と「ブロックチェーンエンジニア人材不足」という2つの課題は、近い将来必ずや時間とともに解決を迎えるときが訪れる。その課題を乗り越えた先には、日本市場におけるブロックチェーン企業の明るい未来が待っているはずだ。

おまけ

ちなみにここが会場となった寺田倉庫。いかにも倉庫をオシャレにリノベーションしたといった佇まいで隣には運河が流れていた。

イベント会場
寺田倉庫(左)とその横を流れる天王洲運河(右)

 
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◆開催概要◆
名称: TEAMZ BLOCKCHAIN SUMMIT
日時: 2018年9月28日(金)10:00〜18:00
会場: 寺田倉庫・WAREHOUSE TERRADA. G1-5F
サミットページ: https://summit.teamz.co.jp/
主 催: 株式会社TEAMZ
協賛: 寺田倉庫、NEVULA

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