ハッキング被害のビットポイントがサービスを順次再開|ホットウォレットを使わない運用か

ハッキング被害を受けた国内の仮想通貨取引所ビットポイント(BITPoint)は8月6日14時から順次サービスを再開すると発表した。ハッキング被害は7月12日に発生したことから、25日間でのサービス再開となる。サービス再開は日本円の入出金から行われ、トレードは9日頃から再開される予定となっている。

ビットポイントのサービス再開スケジュール

 2019年8月6日14時頃
  法定通貨の入出金サービス

 2019年8月9日頃
  店頭仮想通貨証拠金取引サービス(レバレッジ取引サービス及びMT4取引サービス)

 2019年8月13日頃
  仮想通貨現物の売買取引サービス

 2019年9月以降
  仮想通貨の送付サービス

 2019年10月中旬以降
  仮想通貨の受金(預入)サービス

 スケジュール未定
  新規口座開設申込を含む上記以外の全サービス

ハッキングのあったホットウォレットを使わずに再開

今回のサービス再開に当たって大きな注目点は、ハッキングのあったホットウォレットを一切使わない運用目標にある。

まず、「法定通貨の入出金」と「トレード」、および「現物の売買取引」までは、従来から一切ホットウォレットを使っていない。リスクが伴うのは9月以降にサービス再開予定としている「仮想通貨の送付サービス」で、従来の送付サービスではホットウォレットからユーザーに仮想通貨を送付する運用方法だったが、これを完全にコールドウォレットから一括してユーザーに送付するように変更すると発表している。

公式発表では暫定的な対応と記されているが、ホットウォレットを一切利用しないためセキュリティ上の大きなメリットがあると見られている。ユーザー視点ではリアルタイムで送金されないなどがあるが、期間ごとに集計してコールドウォレットから送付することでビットポイントが疑わしい送金をチェックすることができる。

取引所でホットウォレットを使わずに運用可能か

暫定対応ではあるが、ハッキングの経験から今後ホットウォレットを使わないハッキング対策が伺える再開内容となった。ユーザーの利便性は下がるが、預けた資産が安全に保管されるならばチェック後のコールドウォレットからの送付を評価するユーザーも多いだろう。

バイナンスもそうだったがハッキングの多くは運用しているホットウォレットからの流出パターンが多い。今回試そうとしているビットポイントの送付方法がユーザーに受け入れられれば、他の取引所でもホットウォレット運用そのものが議論される可能性がある。

参考:BITPoint / サービスの一部再開の方針について

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