ビットメインの構成するハッシュパワー88%低下は巻き返しの予兆?正しく分散化しているのか

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5月のビットメインが毎月公開している過去30日のハッシュパワーが急落している。

3月のハッシュパワーを示す4月公表の数字では2,072PH/sだったハッシュパワーが、5月の公開数字ではSHA256は237.29PH/sで“10分の1、88%もの減少”を示している。昨年10月、ビットコインキャッシュの分裂騒動直前のハッシュパワーが2,339PH/sでその後の価格急落後も下落しつつ1,600~1,700PH/sで推移してきていた。

ただし、これはビットメインが同社の業績悪化によるレイオフと拠点閉鎖、中国本土でのマイニング規制の影響による急速な組織再編を求められマイニング機器を一時的に停止している可能性もある事から、しばらく再編が進めば回復するのではないかという一時的な見方もされている。ビットメインは夏に最新のASICによる大きな巻き返しを計画しているという噂もある。

blockchain.comなど各所で確認できるハッシュレートのシェア率においても、ビットメインの占める割合が低下し、全体として分散化が進んできている事は確認できるが、今回ほどの急落を裏付ける3月-4月の時系列に沿った数字変動は確認ができていない。となるとビットメインの影響力は既に様々なプールなどに埋没しており、そうなると確認できる数字と実態との乖離が懸念される。いったいビットメインのハッシュパワーはどう影響を及ぼしているのか、実態の未解明は市場透明性に影を落とし兼ねない。51%攻撃を代表するアタックリスクも見えにくくなるからだ。分散されているように見えているだけという疑念も生まれてくる。

Our Hashrate Disclosure – Updated on 7 May 2019
出典:https://blog.bitmain.com/en/hashrate-disclosure/
ハッシュレート分布:2019年5月
出典:https://www.blockchain.com/ja/pools

[参考:]
ハッシュレート分布[blockchain.com]
Our Hashrate Disclosure – Updated on 7 May 2019[bitmain.com]

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