仮想通貨マイニング機器のビットメイン社からZcash (ZEC)用の最新機器が発売

中国の仮想通貨マイニング機器最大手のビットメイン社は、新しく開発されたASIC(特定用途向け集積回路)が搭載されたマイニング機器「Antminer Z11」を正式リリースした。

「Antminer Z11」ではZcashをはじめとするエクイハッシュアルゴリズムを採用した仮想通貨のマイニング用に設計されている。

今回採用されたASIC(特定用途向け集積回路)では、今までのAntminer Z9モデルに比べ、3倍のハッシュ値を出力することに成功している。また使用電力では60%の節電を達成しており、これまでよりも効率のいいマイニングマシンとなっている。

 

エクイハッシュアルゴリズムとは

そもそもエクイハッシュアルゴリズムとは、ASIC(特定用途向け集積回路)に耐性があるため各仮想通貨で採用されてきた経緯がある。マイニング向けの特化した機器でマイニングされると、そのASIC機器を持った特定の団体にマイニング作業が集中してしまうため、仮想通貨を開発する技術者からは敬遠される傾向があった。

こういったASICマイニングを避けるアルゴリズム、エクイハッシュを採用した仮想通貨はZcash (ZEC)をはじめ、Bitcoin Gold(BTG)、ZcashフォークのKomodoなどがある。

さらに進むマイニングの中央集権化

「Antminer Z11」の発売は4月20日から30日くらいになると公式発表されている。4月下旬以降、今回の最新機器が実際に稼働しマイニングが始まると、一般的なGPUでZcashのようなエクイハッシュを採用した仮想通貨をマイニングするのはさらに厳しくなることが予想される。

もともとASIC耐性の目的をもった仮想通貨にも関わらず、「Antminer Z11」のようなASIC最新機器が開発されてしまうことが皮肉な面もある。ただ、ビットメイン社にとってはビットコインキャッシュのハードフォーク以降、巨額の損失を抱えていると言われており、社運をかけた新製品であることも確かだ。

再び話題として活発になりそうなASIC機器とASIC耐性アルゴリズム。こういった議論も含め注目しておきたい。

参考:Bitmain Releases New Equihash Miner Antminer Z11

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