仮想通貨取引所バイナンスがBitcoin SVを上場廃止|クレイグライト氏にうんざり

仮想通貨取引所の最大手バイナンス(Binance)が、資産価値第12位につけていたBitcoin SV(BSV)の上場廃止を決定した。

4月22日の午前10時(UTC)にバイナンスで取り扱っているBSVに関するすべてのペアを取引停止する。BSVの出金に関しては2019年7月22日までサポートされる。

主要通貨の上場廃止は異例

資産価値10億ドルを超える主要の仮想通貨がバイナンスにて上場廃止になるケースは極めて異例だ。当然ながら24時間での取引量も多く、Bitcoin SVを所有している投資家も非常に多い。

このバイナンス上場廃止の発表でBitcoin SVは前日比で15%以上下落し順位が13位に下がっている他、連動するように仮想通貨全体も総じて下落相場となっている。

原因はクレイグライト氏の法的書類

クレイグ・ライト氏は自称「ナカモトサトシ」発言でも有名なトラブルメーカーで、昨年11月のビットコインキャッシュのハードフォークでも独自路線を展開し、ビットコインキャッシュのみならず仮想通貨業界を混乱させてきた経緯がある。

今回バイナンスのCEOであるCZ氏が「もう、うんざり」と発言した経緯は、3月29日に@Hodlonautというツイッターユーザーに対して送った法的書類が原因となっている。@Hodlonautは#CraigWrightIsAFraudというハッシュタグを作ったユーザーで、クレイグ・ライト氏のことを「とても悲しくて哀れな詐欺師。明らかに精神的に病気です。」などとツイートしていた。この行為に対して中傷を受けたとして、ツイートの削除と謝罪をクレイグ・ライト氏が要求していた。

また、この書類を受け取ってから7日以内に答えなければ所在を突き止めるとして、@Hodlonautの入れ墨や帽子の写真を掲載しBSVで5,000ドル相当の懸賞金をかけて情報提供を呼びかけた。

この一連の騒動に関連し当ツイッターでは@Hodlonautを擁護するハッシュタグ#WeAreAllHodlonautであふれ、CZ氏もまたこの状況に見て以下のように発言した。最大の取引所のCEOとして前向きな発言が多いことでも知られているが、こういった言動はかなり珍しい。

クレイグ・ライトはサトシではない。
もううんざりだ、上場廃止する!

騒動は広がるか 気になる今後の市場の反応

今回のバイナンス上場廃止に関連し、今後世界にある各取引所がどのような対応をとってくるかで全体の市場にも影響することが予想される。米取引所クラーケンでは早速ユーザーアンケートが実施され、スイスの簡易取引所ShapeShiftでは上場廃止に追随するような発言を行っている。

またビットコインキャッシュのハードフォークでもそうだったが、業界の主要メンバーの思惑が入り乱れ混乱してしまう状況に、「健全な市場」とは言えないとして拒否反応が現れる傾向がある。今回もクレイグ・ライト氏の行動が発端とはいえ、CZ氏一人の決断によって仮想通貨市場全体が影響を受けており、こういった状況を良しとしない反応も今後出てくることが予想されている。

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