【市況】ビットコイン・アルトコイン共に落ち着いた上値揉み合いも、外部要因に注意

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【水曜5/22市況】ビットコイン・アルトコイン共に落ち着いた上値揉み合いも、外部要因に注意

22日のビットコインは88万円付近(7900ドル~8000ドル)での上値で落ち着いた揉み合いの展開。

21日に衆議院で仮想通貨の改正法案が賛成多数で可決され、夜にはテレビ東京系のWBS(ワールドビジネスサテライト)でビットコイン高騰を特集する放送があったことで投資家マインドが上向いたことなども手伝い、昨夜から朝方に掛け緩やかに89万円まで上昇、上値圏で揉み合いの安定した推移をしている。

また、WBSも含めビットコイン高騰に人民元安の影響が改めて取り上げられたことで、米中貿易摩擦における、中国の人民元に対する政策の行方にも注目が集まっている。
元安が進むと中国の輸出競争力が高まり米国の関税引き上げにも一定の効果が見込めるが、元安が進み過ぎると、資本流出など内需を損なう影響が大きくなる。

下図のチャートのように、人民元の下落とビットコイン価格の上昇は関連性を強く感じる動きを見せており、人民元安に伴う退避先としてドルや円仮想通貨に資金が流出したとする見方にも一定の納得感がある。

中国人民銀行(中央銀行)は1ドル7元を下回ることは容認できないとして、一時は6.9元を突き抜ける大幅減安も、ここ数日は人民元の下落に一定の歯止めがかかっている。ビットコイン取引のピークを迎えた後の取引高推移と、人民元買いを比べると未だ資金は戻っていないように見えるが、資金が引きあがると価格に影響を及ぼす可能性も考慮しておく必要がある。

仮想通貨コミュニティ側の材料としては、ビットコインETFの延期、クレイグ・ライト氏のビットコインのホワイトペーパーの米国特許申請、ビットフィネックスとテザーの疑惑など、不透明感が強く、強気相場を主張しつつ様子見ムードが蔓延している。

仮想通貨関連のプロジェクトのいずれも、プロダクトの着地は多分に先の話で、材料に乏しい状況が続いている。

この後の仮想通貨の値動きについては、引き続き上値が重く、上値へ抜ける材料を模索しつつ下値の足場の堅さを探る狭いレンジでの展開が続くと思われるが、株式市場など外部要因に起因する外からの崩落ないし噴き上げショックには注意が必要かもしれない。

ビットコイン、人民元/円チャート比較
出典:Coinmarketcap/SBIトレード
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