2018年の実績から浮かび上がるビットコインを大きく下落させた5つの要因。

2019年1月10日、仮想通貨市場に突如激震が走った。何の前触れもなくビットコインをはじめとした多くの仮想通貨が急落したのだ。仮想通貨市場は年末から年始にかけて比較的落ち着いた値動きを見せていた。今年はある程度の値上がりが期待できるのでは?多くの人々がそんな淡い幻想を思い描いていた矢先の相場急落。やはり仮想通貨市場は明日何が起こるかわからない。

周知のとおり昨年1年間でビットコインは大きく値を下げた。年明け以降は40万円台をキープしていたが、今回の暴落で1月11日現在再び30万円台に逆戻りしている。

今からちょうど1年前、ビットコインの価格は190万円近くの値を付けていた。現在はそのときのおよそ4分の1以下にまで落ちている。一気にここまで落ち込んだわけではなく、1年をかけ段階を経て下落していったのだ。なぜビットコインは下落していったのか。下落するからには何かしらの理由が存在していたはずだ。

そこで今回、2018年におけるビットコインの大幅下落時期(計5回)に着目し、そのとき何が起きていたのか、価格下落に影響したと思われるその主な事象をピックアップしてみる。

<出典:CoinMarketCap>

第1次下落期:2018年1-2月 | 下落幅:188万円→75万円(▲113万円

【発生した事象】
・仮想通貨取引所コインチェック580億円流出事件
テザー疑惑
・世界的な仮想通貨への規制強化の動き
・(世界同時株安)

第2次下落期:2018年3-4月 | 下落幅:123万円→73万円(▲50万円

【発生した事象】
・金融庁による仮想通貨取引所への相次ぐ行政処分
・中国で仮想通貨取引所への接続を遮断
・マウントゴックス社による仮想通貨大量売却

第3次下落期:2018年5-7月 | 下落幅:105万円→62万円(▲43万円

【発生した事象】
・韓国の仮想通貨取引所コインレールでハッキング事件
・米商品先物取引委員会がビットコイン先物の価格操作の疑いで主要な仮想通貨取引所を捜査

第4次下落期:2018年8-10月 | 下落幅:88万円→67万円(▲21万円

【発生した事象】
・ビットコインETF拒否
・仮想通貨取引所ザイフハッキング事件

第5次下落期:2018年11-12月 | 下落幅:70万円→35万円(▲35万円

【発生した事象】
ビットコインキャッシュのハードフォークによる市場の混乱
ビットコインETF延期

 

この先もビットコイン下落のときは訪れる

もちろんこれらの他にも様々な事象がビットコイン価格に影響を及ぼしたと思われるが、おしなべてビットコインの下落要因は以下の5つに集約される。

<ビットコインを下落させた5つの要因>
1. ハッキング事件(取引所絡みのトラブル)
2. テザー疑惑
3. 仮想通貨に対する規制強化
4. ビットコインETFの拒否や延期
5. 通貨分裂を伴うハードフォーク

あいにくいずれもこの先いくらでも起こり得る事象である。もし今年もどこかのタイミングで発生すれば、昨年同様にビットコインは更なる下落へと向かうだろう。ほとんどは事前に対策の打てるものではないが、事が起きたその時に備え、この5つの要因を心のどこかに留めておいてみてはいかがだろうか。

 

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