事業拡大の鍵であるバイナンスUSのCEOに元リップル社のCatherine Coley氏が就任

米国への正式な進出を目指している取引所のバイナンス(Binance)は、バイナンスUSのCEOに元リップル社の幹部だったCatherine Coley氏を迎えたことを発表した。

仮想通貨取引所のバイナンスは、各国の規制に準拠しその国の法定通貨を取り扱う取引所の設立を目指しており、これまでにウガンダやジャージー島、シンガポールにそれぞれ仮想通貨取引所を開設している。

各国への事業拡大において、米国への取引所進出はバイナンスにとって大きな意味を持つ。市場規模が大きい反面、米国の金融事業の規制面も厳しく、米国での進出が実現すれば世界中の先進国への事業拡大につながる信頼性が得られるからだ。

バイナンスでは米国への正式進出に対応するため、まずグローバルサイトであるBinance.comへの米国からの利用を禁止した上で、米国規制に則った取引所の構築を米国ユーザー向けに一から行っていく覚悟だ。

米国進出の足掛かりになるのはサンフランシスコに拠点を置くBAM Trading Servicesと発表されている。BAM Trading ServicesはFinCEN(金融犯罪取締執行ネットワーク)にも登録している金融企業で、米国内では彼らが規制当局からのライセンスを受けバイナンスUSの運用を行うと予想されている。

今回バイナンスUSのCEO発表は、この提携企業BAM Trading Servicesから行われた。発表の中で、CEOに就任するCatherine Coley氏は証券大手のモルガンスタンレー出身で、2017年からリップル社の機関投資家部門の責任者としての経歴を持ち、8年以上金融業界に身を置く経験豊富なベテランであると発表されている。

BAM Trading Services、およびBinanceUSのCEO、Catherine Coley氏
今回の就任は、これからの長い道のりの始まりに過ぎません。この米国でブロックチェーン技術を使った経済システムの可能性を広げるために、パートナーとしてBinanceと協力することを楽しみにしています。

Binance CEO、CZ(Changpeng Zhao)氏
Coley氏のように情熱的で勤勉な方がBinance.USをリードするのは、仮想通貨業界全体にとって幸運です。Coley氏のリーダーシップとBinanceの優れたプラットフォームが融合したBinance.USが、米国に貴重なサービスを提供できると確信しています。

Catherine Coley氏が指揮を執るBinanceUSの実現までの道のりは、過去一度断念した日本進出への道筋と同じようなものになることが予想される。今後もCatherine Coley氏を含むBinanceUSの進捗に注目していきたい。

(発表後のCatherine Coley氏のツイート)

参考:Binance.US Operator BAM Announces Former Ripple Executive as CEO

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