バイナンス・ローンチパッドのBNBガチホ宝くじ化で仮想通貨のさらなる信用失墜を招く

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バイナンス・ローンチパッドのBNBガチホ宝くじ化で仮想通貨のさらなる信用失墜を招く
犬:「マネーの犬。今回は『バイナンスがローンチパッドの購入方式をBNBガチホ宝くじ方式に変更』した件について考えてみたいと思う。」
子犬:「過去三回とも開始瞬殺の上、混雑により自分の注文が無応答で処理すらされてなかったりと、批判殺到だったみたいからね。売り切れ後はCZのTwitterに不満の返信をぶちまける長蛇の列。今回の宝くじ方式への変更は良対応なのかな?」
犬:「いや最悪なのでは…。IEOを行う仮想通貨取引所自ら、しかも自社発行トークンを保持させてとか公私混同。変動リスクのあるトークンをしかも当選前から直近価格で、ひとくち500ドル(5万円)権利辺りに対し4倍近い100BNB=20万円相当の資金ロックをするって。ユーザーを見てないな。一番まずいのはローンチパッドを殺した点で、IEOされる各プロジェクトをバイナンスの出来の悪い株主優待みたいにしちゃって…ブランド毀損じゃない?これ?」
子犬:「どんな方式が良かったのかな?」
犬:「BNBによる400%の保証料(しかも時価)を変動リスクに晒されたままロックさせられるようなのじゃなければどうとでも。ステーブルコインの残高を含めてくれるなら残高100万以上でも構わないと思います。たかだか数千ドルの投資規模と比較して払うリスクと注意コストが高すぎる。金額以上に負担が純粋に重い。正直、一切残高見ずに、申し込みアカウントに対して抽選してと言いたいけど。後述するけどたぶん、抽選後に冷やかしなど執行が不履行にならないよう事前に額面にあたる原資含め確定させたい意図だろうし。」
子犬:「BNBで確保するメリットはないのかな?」
犬:「一応、『なぜBNBで保持させるか』の理由を考慮すると以下な感じな気がしたけど。」
・バイナンス利用者のアカウント残高が単純にBNBで増える
・ローンチパッド当選者のBNB支払い原資の先行確保(当選前から原資がある事で当選時に売買契約をスムーズに執行できる)
・四半期に一度行う、BNBのバーンするBNBトークンの確保(次回は4月15日)
・BNBの価値向上(保持による下げ止まり効果も)
・BNBの流動性の向上
・権利落ち日前後の値動きを見込む投資筋が呼び込まれ取引高が増える
・バイナンス全体の流動性が上がり取引高が増え手数料収入が増える
犬:「バイナンスの収益性とBNB価格だけならうまい手だと思うよ。バイナンスだけに一切デメリットがない。それ以外の健全性とかユーザーの納得感みたいのは全て投げ捨ててるけど。手段を選ばずとはこの事かと思わせてくれる最高の手だと思います。」
子犬:「お~、すごい皮肉を言ってるのは分かった。」
犬:「まぁ先に言ったように、月一のICOで全体数百万ドル、一人辺り最高数千ドルの投資規模でしかないので、大きな問題になるかならないかはバイナンスユーザーの動向次第なんだけど。今のところ規模の実態が小さすぎて大して市場に影響も無い様子。」
子犬:「特に注意するべきことはあるの?」
犬:「今回の宝くじ化でユーザーが離れたり、ローンチパッド関連トークンへの嫌気売りとか、BNBの値動きへの利確行動が起きるだろうくらい。4回目ともなると話題性として飽きられる時期だし、次のローンチパッドされるICOプロジェクトがチャレンジャー号爆発事故みたいな事故案件にならないか注視するのと、最近の値動きをけん引していたバイナンスのローンチパッドから人が離れてBNBの上値が重くなるにつれ、仮想通貨全体の下落リスクが再度高まるとか。それを払拭できる好材料が出て話題がそっちに乗り移ればいいんだけど。」
犬:「あと、このまま間隙を縫ってBNB保持が浸透した挙句に将来的なバイナンスショックを引き起こしたら笑えないかな。一応のリスク要因として、まだバイナンスがSECや各国の仮想通貨規制に刺され始める可能性が無いわけではないので。G20やFATFでの議題もGAFAとかバイナンスに限らず国を越えた取り締まりに関する議論は本格化する流れだしね。国際協調の試金石というか要石としてバイナンスは埋めやすそうに感じる。」
子犬:「冷静にリスク分析は怠らずだね。」
犬:「YES!投資は自己責任。」
子犬:「砂糖に群がるアリンコは子供に爆竹で爆散されても仕方ないと」
犬:「NO!そんな怖いこと言ってないよ!そこは利用者保護を求めます!」
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