Binance(バイナンス)ローンチパッド第三弾が発表 Celer Network(CELR)の詳細をまとめて解説

仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が販売代理を行っているICOの第三弾が正式発表されました。プロジェクト名はCeler Network(CELR)で、スケーラビリティに焦点を当てたオフチェーン取引を可能にするプロジェクトです。

Celer Network(CELR)のトークン販売は2週間後の3月19日に発売される予定となっています。今年2回開催されたBinanceローンチパッドのICO販売も好調だったことから、今回も人気が集まるのではないかと注目されています。

バイナンス発表

 

Binance Launchpad(バイナンスローンチパッド)とは

大手仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)がスタートアップ企業のICO(資金調達)を販売代理するプログラムです。Binance(バイナンス)がある程度プロジェクトの審査を行い、販売されたトークンはBinance(バイナンス)へ上場するという特徴を持っています。

2017年に一度ローンチパッドプログラムを終了していましたが、2019年1月から再開し世界中の投資家から注目を集めています。今回のCeler Network(CELR)は2019年の再開後の第3弾です。

先日開催されたBitTorrent(2019年1月実施)、FetchAI(2019年2月実施)のICOはどちらも数十分で完売し、大きな反響がありました。Binance(バイナンス)では今後、1か月に1プロジェクトのペースで様々なプロジェクトのICOを紹介していくと発表しています。

 

Celer Network(CELR)トークンセール概要

販売日時 2019/03/19 2:00 PM(UTC)~2019/03/24 2:00 PM(UTC)
2019/03/19 11:00 PM(日本時間)~2019/03/24 11:00 PM(日本時間)
トークン名 Celer Token(CELR)
総トークン供給量 10,000,000,000 CELR
ローンチパッドでの販売数 597,014,925 CELR
トークン価格 1 CELR = 0.0067 USD(BNBの価格は販売日に設定)
販売方法 先着順
最大購入額 1,500 USD相当
購入方法 BNBセッションのみ
販売ページ https://launchpad.binance.com/en/project/52

Celer Networkとは

高速なオフチェーン取引を可能にする技術

Celer Networkの創設者はイリノイ大学、マサチューセッツ工科大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学など有名校の出身者で構成され、ブロックチェーンのスケーラビリティの研究が先行し設立されたプロジェクトです。

その特徴は、Ethereumをはじめとする既存のブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決するオフチェーン技術を開発していることです。対応するブロックチェーンはEthereumの他、DFINITYなどEVMベースのすべてのブロックチェーンをサポートしています。

Celer Networkが提供するオフチェーン技術では、利用するブロックチェーンの約10,000倍の時間短縮に成功しています。またオフチェーンで取引が行われるため、Ethereumでのオンチェーン上と比較して100倍の手数料削減を達成しています。

Celer Networkを一言で言うと、Ethereumなどのブロックチェーン上に開発されるDappsをストレスなく運用するための高速技術と言えるでしょう。

オフチェーン技術を導入するための開発者向けツール「Celer SDK」も用意しており、最小限の工数で高速化を手に入れることができると発表されています。

公式ページより

 

外部連携も盛んに行われている

Celer Networkは既存のブロックチェーンをオフチェーンで高速化する技術です。ただ一口にブロックチェーンと言っても、その構造は各プロジェクトによって様々な構造を持っています。

Celer Networkでは、Ethereum以外の独自の構造を持つブロックチェーンタイプにも、オフチェーン技術が使えるように各プロジェクトと提携して実験を行っています。

DFINITY
独自のピアツーピアネットワークを持つDFINITY。その独特のネットワーク上でオフチェーン拡張が行えるスマートコントラクトを開発し実装完了しています。

Quarkchain
水平方向に拡張可能なシャーディング技術を使ったブロックチェーンです。Celer Networkはこのシャーディング技術を使ったQuarkchain上で、オフチェーンの試験運用を行っています。

QTUM
BitcoinのブロックチェーンモデルとEthereumのスマートコントラクトの要素を持ち合わせるQTUM。Celer NetworkではQtumの新しい仮想マシンをテストし、オフチェーン拡張を実現しています。

DxChain
分散型ネットワーク上のストレージとそこに収納されるビックデータを活用するために設計されたDxChain。そのDxChain上にCeler Networkのオフチェーン技術が組み込み拡張性を提供しました。

Chainlink
その名の通りブロックチェーンとそれ以外のシステムをつなぐことを目的に設計されたのがChainlinkです。Celer Networkでは実際に社会で使われているシステムの拡張を可能にするため、Chainlinkブロックチェーンのオフチェーン開発に取り組んでいます。

Celer Networkの今後

Celer Networkは各ブロックチェーンを高速化する技術のため、単独で成功することはありませんが、Ethereumをはじめとする各ブロックチェーン上で動作するアプリケーションが増えれば、必ずスケーラビリティ問題や手数料問題にぶつかります。その時にこのCeler Networkのオフチェーン技術が重宝されることでしょう。

また今回Binance(バイナンス)がCeler Networkトークンの販売代理を行うことで、世界中にその技術が大きく宣伝されることにもつながりました。Celer Networkの技術はこの宣伝効果をきっかけに、さらに浸透する可能性があります。

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