仮想通貨取引所バイナンス(Binance)がレンディングサービスを開始|まずはBNB、USDT、ETCにて

仮想通貨取引所の大手バイナンス(Binance)は、ユーザーが保有する資産を借り受けることで利子を提供するレンディングサービスを開始することを発表した。

バイナンスレンディング(Binance Lending)の資産対象はバイナンスコイン(Binance Coin/BNB)、テザー(Tether/USDT)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC))の3種類となっており、それぞれ得られる年利はBNBが15%、USDTが10%、ETCが7%となっている。

今回のレンディング開始に当たっては第1フェーズであると発表されており、試用期間の意味合いが大きい。受付期間はわずか1日となっており、各通貨の受け入れ上限も設定されている。今回開始する第1フェーズを経て、受け入れ通貨の拡大や上限拡大などが今後行われることが予想されている。

バイナンスレンディング 第1フェーズ概要

 年間利率:BNB(15%)、USDT(10%)、ETC(7%
 予約受付期間:2019/08/28 6:00 AM(UTC)~2019/08/29 0:00 AM(UTC)
 満期までの期間:14日
 利息発生期間:2019/08/29 0:00 AM(UTC)~2019/09/10 23:59 PM(UTC)
 利払い:ローン期間が満了した直後
 受付方式:先着順

受入通貨 上限 個別上限 年利 受付単位 ロットごとの利子
BNB 200,000 BNB 500 BNB 15% 10 BNB 0.057534 BNB
USDT 10,000,000 USDT 1,000,000 USDT 10% 100 USDT 0.383561 USDT
ETC 20,000 ETC 1,000 ETC 7% 1 ETC 0.002685 ETC

続々と登場するレンディングサービス

仮想通貨が普及するに従い、デジタル資産のレンディングサービスが続々と登場している背景がある。

借り手も様々なものがあり、国内のコインチェックを始めとする取引所ではユーザー間で貸し借りを行う。今回のバイナンスで始まったレンディングサービスも、バイナンスを利用している他のユーザーの信用取引として原資が使われる。こういったレンディングサービスは取引所のビットメックス(Bitmex)やポロニエックス(Poloniex)でも行われ、レンディング合計額を増加させている。

一方、仮想通貨を担保にするローンサービスとしても利用が広がっている。借り手は借りる金額の150%程度の仮想通貨を預けることにより法定通貨や仮想通貨を借りることができる。Genesis、Nexo、BlockFiなどが展開するレンディングサービスでは、企業ローンや個人ローンなど借り手対象としてサービス展開している。

日本をはじめとする先進国の中ではマイナス金利となっている国も多くあり、利率の良い仮想通貨レンディングは大きな需要があることが予想されている。現状はまだそれほど市場が大きくなっていないが、今後の成長を見越してすでに多くの企業がシェア争いを繰り広げている。

参考:Binance Will Launch Lending Platform: 14-Day Fixed Term USDT, BNB and ETC Lending Products Available for Subscription

Close Menu