5分で読める バイナンスCZ氏の「AMA何か質問ある?」まとめ

分散型取引所DEXのリリースを間近に控えたバイナンスのCEO、CZことChangpeng Zhao氏がAMA/Ask me anything(どんなことでも聞いて)を実施し、公式ページ上でも全文掲載されたので注目の発言をピックアップしました。

実際の回答は45分間のストリーミングビデオ配信にて回答を行っています。全文読むのは非常に長いため、注目発言だけをまとめました。これだけでもチェックしておきましょう。

公式発表より

 
Binance Chain(バイナンスチェーン)を実行するノードについて
準備しているテストネットでは11のノード数で行います。処理能力の問題でノード数を少なくするでしょう。ビットコインのような大規模ノードではなく、NEOやRippleのような感じです。それぞれのノードは大きな処理能力が必要です。

Binance Chain(バイナンスチェーン)の手数料の分配について
バイナンスチェーンは非常にシンプルなビジネスモデルで立ち上げようとしています。ノードによって収集された手数料はノードが保持します。まずはBinance DEXをできるだけ早く稼働させることを第一目標にしており、初期段階では手数料のすべてがノードに行きます。私はまず物事をうまく動かし、誰もがそれを使うようにし、そしてそのビジネスモデルを調整していきます。

Binance Chain(バイナンスチェーン)で採用されている基本技術について
私たちが探していた機能を持ち合わせていたのがCOSMOSでした。Tendermintを使っています。Binance Chainは非常に単純なチェーンですが、非常に大きな負荷を処理できます。私たちの負荷対策は機能よりも重要です。

(※COSMOSとはクロスチェーン技術を使い非常に高い処理能力を持ったプロトコル。高速処理可能で、拡張したい場合は単純に複製することで能力を拡張できるTendermintと呼ばれているアプリケーションを持っている)

Binance Chain(バイナンスチェーン)のリリースについて
おそらくもう1週間ほどでテストネットをリリースできると思います。

Binance DEXの開発状況について
ウォレット開発者やブロックチェーン開発企業向けにBinance DEXへのアクセス権を配布しました。そしてもうすぐベータ版を1週間ほどでリリースすることでしょう。

Binance DEXは1秒間に数千取引を処理できます。現在のBinance.comの取引規模を処理することができるDEXを設計しました。しばらくの間はこの設計で大丈夫だと思いますが、将来必要な場合は並列に拡張可能です。

Binance DEXの上場手数料について
スパムや詐欺のプロジェクトの数を減らすために、意図的に手数料を少し高く設定したいのです。料金はたぶん10万ドルくらいになる予定で、この価格は将来調整する予定です。またDEXへの上場にはバリデータによる投票の手順も踏む必要があります。

Binance DEXのバリデータになる方法について
EOSと同じように非常に高速なバリデータを実行でき、DDoS攻撃などから保護できる人を探しています。最初は近いパートナーを通じて選択されますが、やがてバリデータノードの数が増えるでしょう。その数や方法については、正直なところ答えをまだ持っていません。

Binance DEXは本当に地方分権化されているか
Binance Chainに接続して取引しても、あなたの秘密鍵があなたの元を離れることがないことが分かるでしょう。他にもバイナンスが資産を管理していないことを知る方法がいくつもあるはずです。そういった観点から分権化されています。あなたの資産はあなただけが管理しているということが保証されています。

ネットワークとバリデーターに関して、初期段階ではネットワークを維持する目的のため、バイナンスが実行力を及ぼす予定です。時間がたつにつれて多くのバリデーターが参加し、徐々にバイナンスの影響力を少なくする予定です。

うまくいけば、私の言うことやチームの言うことがもはや問題にならなくなり、その背後にコミュニティができるようになるでしょう。

Binance Chain、Binance DexにおいてのBNBの使い道について
とてもシンプルです。EthereumネットワークのEthereumコインと同じように、ガスとして、ネットワーク取引の手数料を払うためにBNBを使います。

Binance DEXの利用環境について
DEXはすべてのOS(Windows、Linux、Mac OS、iOS、android)で利用できます。Webブラウザを介してDEXにアクセスできます。ハードウェアウォレットに関しては、すでにLedger Nano Sと統合しています。TrezorとKeepKeyのバージョンはもう少し後になると思います。

Binance DEXとOTC(店頭)取引や個人取引について
Binance DEXはブロックチェーン上の取引で透明性があります。店頭取引や個人的取引など公開できない取引はサポートしていません。

取引機能で追加予定はありますか?
2つの注文を同時に発注できるOCO取引は非常に大きな要望をいただいており現在開発中です。実装にはもう少し時間がかかると思います。また信用取引についても将来実装する予定ではいますが、こちらも少し時間がかかるかも知れません。

実際DEXでスマートコントラクトを使った証拠金取引が行われているのはとても新しい傾向です。従来の証拠金取引よりも透明性があります。そういった取引も注目していますが、ただ証拠金取引はBinance.comに追加するでしょう。

x-Rapid(リップル)のパートナーについて
何度か答えていますが、私たちは今より多くの機能を立ち上げることに集中しています。私たちは他の多くのパートナーと協力しています。x-Rapidとは、今はまだ何も提携していませんが、将来的には間違いなくパートナーとして追加したいと考えています。

XRPのペアの増加については検討していますが、すべてのペアに適切な流動性があることが重要です。そのため、ペアの数を過剰に増やさないように注意する必要があります。

Amazonのステーブルコイン発行について
私はAmazonが遅かれ早かれ通貨を発行しなければならなくなるという事についてつぶやきました。ただ、それは推測の1つに過ぎません。私はAmazonの誰とも話していません。Amazonの内部のことは何も知りません。

コインの上場基準について
基本的に、良いプロジェクトを探すべく審査を行っています。単純な基準としては二つあります。まず1つ目は利用者についてです。プロジェクトやサービスの参加者が多ければ多いほど実用的な価値をもっているということです。それが単純な基準となります。もし製品を発売する前の段階ならばもっと複雑です。ホワイトペーパーを書き終わった段階であれば評価はかなり難しいです。厳密に評価を下す必要があります。

二つ目は開発状況です。定期的に開発状況を再送信することをお勧めします。時間とともに着実に進歩しているのであれば、積極的に取り組んでいることを私たちが知ることができます。この二つがヒントです。

Binance Launch pad(ローンチパッド)について
ローンチパッドはプロジェクトが資金を調達するのを支援する最初の販売プラットフォームです。今のところ、詐欺行為が多いため、ほとんどの人がICOを好きではないと思います。しかし、業界ではプロジェクトの検証と分析を行っているチームがたくさんあります。

Binance Launch padは、ユーザーに適切なプロジェクトを提供するためのプラットフォームであり、そのために私たちは良いプロジェクトを選びます。また、ブロックチェーンの資金調達は仮想通貨の主な用途の1つです。この業界が成長するためには非常に重要です。

ビットコインETFについて
Bitcoin ETFは金融取引商品です。もしそれがCBOEやCMEのような大きな取引所に上場されるなら、仮想通貨業界以外から注目を集めるでしょう。しかし、ETFが業界の成長にとって非常に重要であるとは思いません。金融商品があってもなくても、私たちの産業は成長します。

業界が成長するためには、実際のプロジェクトを構築する起業家がもっと必要だと思います。それが成長の鍵だと思います。

株式のトークン化について
株式をトークン化するには多くの規制上の調査が必要だと思います。STOやセキュリティトークンはどは大きな市場だと思いますが、調査には私たちの力だけでは及ばず主に弁護士が必要です。

すべての資産をトークン化でき非常に大きな市場があると思いますが、各国で出来ること出来ないことを把握する必要があります。私たちが出来ることをしっかり見極めることが出来たら、STOを確実にサポートします。

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