バイナンスのハッキング直後に行われたCZ氏のAMA(Ask me anything)

仮想通貨取引所の最大手Binance(バイナンス)が、5月8日に初めてのハッキング被害を受けた。バイナンスのCEOであるCZ氏は以前から5月8日にAMA(Ask me anything/質疑応答)を開催する予定にしていたが、ハッキング当日でも中止することなくライブ配信にてAMAを実施した。

ハッキングについての詳細を含むAMAの要約をお届けする。

ハッキングについて

今回のハッキングは高度で継続的なハッキング努力により行われています。内部的な問題だけでなく、外部的な問題も駆使し行われており、現在考えられる最も先進的なハッキングです。ハッカーは多数のユーザーアカウントを制御して行っています。

今回の被害は非常に残念ですが、以前からこういった非常事態のために基金を設立しており、それで被害額を賄うことができます。また、ユーザーの資金の大部分であるコールドウォレットは無傷です。

現在はシステムの再構築と復旧に集中しています。すべてのデータからハッカーの痕跡を完全に排除する必要があります。そのため当面、引き出しを解除したり、入金を受け入れたりすることはできません。これには約1週間かかると見積もっています。

ビットコイン開発チームのコミュニティからロールバックの提案がありました。実際にロールバック出来ると知りませんでしたが、被害にあった7000BTCを使ってマイナーへ協力を求める方法です。ただ実際にビットコインをロールバックすると、ビットコインの信頼性が損なわれます。私たちは慎重に検討しています。

(※このAMAの直後、CZ氏はツイッターにてビットコインのロールバックは求めないと情報発信した)

私にとって素晴らしい日ではありませんが、非常に強いチームがあります。すべて再構築を行い、安全であることを確認して一日でも早く入出金を開始します。また、この件についても情報の透明性は最大限確保します。ソーシャルメディアで情報共有を行い、サポート連絡も受け付けています。

バイナンスチェーンのプルーフオブステーク採用について。スマートコントラクト実装は?

おそらくプルーフオブステークへ変更するのはかなり先になると思います。スマートコントラクトの実装も中・長期的な印象です。現在注力しているのはまずバイナンスチェーンへの移行を普及させることです。

オープンソース化については、バイナンスチェーンとバイナンスDEXは将来オープンソースにすると思います。ただその前にある程度の実装を行うことが優先です。将来的にはオープンソース化するでしょう。

バイナンスローンチパッドの今後

現在準備を進めておりすでに候補を確定しています。順調に進めば5月に実施できるでしょう。

ステーブルコインについて

バイナンス独自のステーブルコインを発行するかどうかについて、社内議論があり様々な提案と計画があります。何か発表できるかもしれません。ただ非常に変化が早いので、現時点で何かをお知らせすることはできません。

証拠金取引について

私たちは証拠金取引の準備を進めており、非常に近いうちにリリースできるよう取り組んでいます。最初は主要なクライアントから証拠金取引のサービスを提供し、機能を成熟させる予定です。すでに社内にてベータテストを行っておりバグ修正を行っています。

白髪が・・

私はほんの少し白髪がありましたが、今日多く見えるのは昨夜全く寝なかったからかもしれません。29時間起きており、それで白髪が増えたのかもしれません。

ジャージー、ウガンダ、シンガポールで開始された法定通貨取引所について

法定通貨での取引所開設に私たちは非常に慎重です。その国に規制に準拠する必要があるため、積極的に拡大しないように注意しています。違法行為を行うことはしたくありません。

各国の規制当局と十分に話し合いを行いながら、実際の運用についても再確認を行いながら最終的に拡大していきます。

最後に

ご支援ありがとうございます、入出金には少なくとも数日から1週間ほどかかることをご理解ください。また今回流出事件が発生しお詫びいたします。私たちはあなたのサポートに感謝しています。

参考:BinanceBlog AMA with CZ | May 8, 2019
※全文から要点を抜粋しています。

Close Menu