【DeFi】バイナリーオプション取引のBitSwing公開|バイナンスでIEOを行ったBAND PROTOCOL(BAND)がメインネット

スタンフォード大学や、マサチューセッツ工科大学などの出身者らが開発した分散型のデータベースを構築するプロジェクトBAND PROTOCOL(BAND)が、9月30日にイーサリアムネットワーク上にて正式版をリリースした。

また、合わせてBAND PROTOCOLを利用したバイナリーオプション取引サービスであるBitSwingも公開された。

BAND PROTOCOLとは

BAND PROTOCOLは、分散型のデータベースを構築するプロジェクトで、スマートコントラクト上から簡単にデータを呼び出せ、安価で高速に動作することで非常に注目を浴びている。ベンチャーキャピタルなどから300万ドル(約3億2千万円)の資金調達を成功させていたが、さらに、バイナンスのICO紹介プログラム「ローンチパッド」でもトークン販売が行われた。

Solidity(イーサリアムのプログラム言語)にてわずか4行書くだけで、BTC/USDやETH/USDなどの価格情報を呼び出せることを特徴としており、特に中央管理者のいない分散型金融システムDeFi(Decentralize Finance)分野で注目を浴びている。

リリースに合わせデータ提供用トークンや開発ドキュメント公開

BAND PROTOCOLは正式発表に合わせ、開発者用のテストネットや、開発向けドキュメント、そしてデータベース保有者用のサイト「Data Governance Portal」を発表した。

Financial Data Token
BAND PROTOCOLのデータベースは、トークン保有者が提供するオフチェーンデータによって成り立っており、そのデータ提供者になるためのトークン(Financial Data Token)取得も今回の正式公開に合わせて開始された。Financial Data TokenはBANDトークンとの交換によって取得できる。

また、データ提供に関するステーキング開始までの説明や、Financial Data Tokenの詳細を掲載したポータルサイト「Data Governance Portal」も公開された。

バイナリーオプション取引BitSwingとは

注目はBAND PROTOCOLのメインネット公開だけでなく、BANDの金融データを取得して構築したバイナリーオプション取引サービスのBitSwingのリリースにも注がれている。BitSwingアプリケーションはBAND PROTOCOLを利用して第三者が開発したもので、9月11日にテスト版が公開され注目されていた。

バイナリーオプション取引とは
バイナリーオプション取引とは、値上がりか値下がりのどちらかを予想し投資する取引の一つで、予想が当たった場合の利益は実際の価格との差分ではなく、固定額の利益が得られるという特徴を持っている。

BitSwingではスマートコントラクトにてBANDデータベースが提供するビットコインの価格情報を取得することで、このバイナリーオプション取引のサービスを提供している。今回公開されたBitSwingサービスでは、5分後のビットコイン価格を上昇(call)か、下落(put)を予想できる状態となっており、当たった場合の固定払戻額は1.71倍となっている。

BAND PROTOCOLを使ったDeFiが加速するか

BAND PROTOCOLのCEOであるSoravis Srinawakoon氏はプロジェクトについて以下のように紹介していた。今後もこのデータベースシステムを使ったDeFiアプリケーションが増加することが予想される。

Soravis Srinawakoon氏
現在の中央集権型データベースの問題は、分散アプリケーションの大量採用にとって大きなハードルになっていることです。これにはセキュリティに脆弱性があるため、スマートコントラクトを使用して構築できる実用例を著しく制限しています。

たとえば分散型の金融システムでは、スマートコントラクト内で5億ドル分の資産をロックしていますが、これにはデータベースの設計における弱点に大きく依存するため、普及への可能性を大幅に制限しています。Band Protocolは、これを解決する強力な代替手段を提供します。基盤システムのミドルウェアを担うBANDプロトコルにより、ブロックチェーンのデータベースをより速く、安く、安全で、使いやすくします。

参考:Band Protocol Mainnet Launch
参考:https://bitswing.io/

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