ブロックチェーンベースのソーシャルメディアを展開する「ALIS(アリス)」とブロックチェーン技術の企業向けコンサルティングを行っている「BUIDL」が、日本初となるEUのブロックチェーン国際標準化組織「INATBA(International Association for Trusted Blockchain Applications)」に創設メンバーとして参加することを表明しました。
INATBAに参加する理由として、ブロックチェーンの認知度が飛躍的に伸び、ブロックチェーンの分散型という特性を最大限に活かすためには、日本国内のみならずグローバルで足並みを揃えた社会実装が必要とし、日本としてもルール策定の部分から声を挙げていく必要があると述べました。
ブロックチェーンや分散型台帳技術プロダクトをいち早くEUの規制に準拠させ、展開していくことも視野に入れた参加とも考えられます。
INATBAは、EUにおけるブロックチェーンをより一般的なものとすることを目的とした国際団体で、4つの目標を挙げています。
【1】公的機関および規制検討者と建設的な会話をグローバルな形で常に維持し、ブロックチェーンおよびその他の分散型台帳技術に関する規制方針が良い形で実現できるよう貢献する
【2】大企業・中小企業・スタートアップや社会組織、政府、国際組織などの共同利益を反映した、ブロックチェーンおよびその他の分散台帳技術に関する透明性の高く包括的なガバナンスモデルを促進する
【3】インターオペラビリティーのガイドライン、 仕様、グローバルスタンダードの開発および適用を支援することで高信頼・追跡性・ユーザ志向の担保されたデジタルサービスをさらに改善していく
【4】特定の産業領域において信頼性のあるブロックチェーンおよびDLTの開発と促進のため、特定の産業領域にふさわしいガイドラインと仕様を策定する
先日、Ripple(リップル)もINATBA設立メンバーへの参加を表明しています。