コインベースで手数料無料のステーブルコイン決済開始

5月20日、コインベースコマース(coinbase Commerse)はステーブルコインのUSDコイン(USDC)が利用可能になったことを発表した。これで決済可能通貨はBitcoin、Ethereum、Bitcoin Cash、Litecoin、USDCの計5通貨となる。

コインベースコマースとは、2018年のはじめにリリースされたネット販売用の決済システムである。企業はオンライン決済として簡単に組み込むことができ、受け取った金額はコインベースが管理しているアカウントではなく、直接企業のウォレットに届く仕組みになっている。

ショッピングサイト作成ツールであるPrestaShopやWOO COMMERCEなどに簡単に組み込むことができ、無料で支払いを受け付けることが出来る。

コインベースコマース特徴

ショッピングサイト作成ツールに簡単に導入

簡単な設定
決済導入のために複雑な手続きはなく簡単で数分で稼働できる

手数料無料
プラットフォーム使用料、決済時の手数料共にコインベースが無料提供
※各通貨のマイナーへのネットワーク手数料はかかる。

お金の管理が自分で出来る
受け取りウォレットはコインベース内のアカウントとは別で、自分で通貨管理できる。

抵抗なく使えるステーブルコイン

このコインベースコマースでステーブルコインのUSDコイン(USDC)が利用可能になったことは意味が大きい。これまでビットコインやイーサリアムでの支払い受付は可能であったものの、値動きが激しく店舗側はもちろんユーザーにも為替リスクがあった。一方、USドルに価値が固定されたステーブルコインで支払ってもらうことで、そのリスクが軽減し、導入への抵抗がなくなる。

また、このプラットフォームはコインベースが無料で提供しており、クレジットカードの加盟店料など決済時にかかる手数料も一切ない。店舗側は支払われた金額すべてがウォレット口座に送られる。

現在は2000店舗の導入に留まっているが、公式発表でもあるようにインターネットに適した決済手段として、手数料の観点からも普及する可能性がある。

ユーエスディーコイン/USD Coin(USDC)とは
仮想通貨の決済会社サークル(Circle)とコインベース(Coinbase)が会員として参加する、仮想通貨の共同事業団体Centreが発行するUSドルに価値が固定された通貨。Centreは世の中の経済システムすべてを変えることを目指しているプロジェクトで今後も様々な企業をメンバーに取り込もうとしている。

サークル(Circle)はFinCEN(金融犯罪取締執行ネットワーク)に登録しており、米国の48州で送金業者ライセンスを保有するボストンに拠点を置く金融サービス事業者。審査の厳しいニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が発行する仮想通貨事業の免許BitLicenseも取得しており、米国の法律下での仮想通貨事業を広く行っている。

日本でもステーブルコイン決済の普及は時間の問題か

現在、いくつか日本円に価値が固定された通貨が発行されているものの、取引所で簡単に手に入る広く普及したものはない。しかし、世界中で法定通貨と価値固定されたステーブルコインが発行され、日本でも各企業にて研究されていることから、いずれ日本円のステーブルコインの発行が行われるだろう。

今回のコインベースコマースなどの現状から見れば、今後日本円のステーブルコインがネット決済で普及するのは時間の問題と考えられる。

参考:The Coinbase Blog | Accept USD Coin with Coinbase Commerce

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