リブラ(libra)のデビッド・マーカス氏が通貨の国家主権の侵害についてあらためて否定

フェイスブックの子会社で通貨リブラ(libra)事業を進めているカリブラのCEOであるデビッド・マーカス氏が17日ツイートを行い、リブラが通貨発行の国家主権を脅かすとの批判をあらためて否定した。

デビッド・マーカス氏は通貨の国家主権についてというタイトルでツイートを連投。その中で以下のように改めて説明した。

リブラが通貨発行についての国家主権を脅かすかどうかの議論が多くありましたが、私は改めて否定したいと思います。リブラは既存の通貨があってこそ動作するように設計されており、世界中のユーザーが便利に使える機能を提供することを目的としています。

リブラは強力な通貨バスケットによって1対1で裏付けられており、これはリブラが存在するためには同等の価値がなければならないことを意味します。従って新たな通貨を創造しているのではなく、国家が持つ主権の分野には踏み入りません。またリブラ協会が1対1の裏付け資産を監督することが望ましいと考えています。

私たちは、中央銀行、規制当局、議員と引き続き協力して、リブラの設計と運用に対する懸念に対応していきます。

リブラリリース直後リブラ協会が完全な運営権を握り、私はカリブラの開発に集中していきます。

議会での説明した内容

デビッド・マーカス氏は7月中旬に米上院で行われた公聴会にて証言したが、そこでも「国家が発行する通貨と競合する意図はなく金融政策の領域には立ち入らない」と説明していた。また「規制当局からの承認がすべてで、認可を受けるまではリブラを発行することはない」とも説明していた。

公聴会から2ヵ月が経ったが、やはり世界中からのリブラ発行に関する懸念はまだまだ払拭されておらず、デビッド・マーカス氏が繰り返しリブラ発行の意図を説明している。

デビッド・マーカス氏
23歳でスイス、ジュネーブを拠点にしたプロバイダー会社を設立した起業家。2008年に起業した事業をPayPalが買収したことを機にPayPalへ入社し、2012年から2014年までCEOを務めた。その後フェイスブックへ入社、2018年にはフェイスブックに在籍しながら米取引所コインベースの取締役にも就任している。現在はリブラ事業を進めるカリブラのCEOを務めている。
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