フェイスブックが開発しているステーブルコイン、フェイスブックコイン(仮)とは?

Facebook(フェイスブック)は、「Project Libra」で、暫定的に「Facebook Coin(フェイスブックコイン)」と呼ばれている米ドルにペッグしたステーブルコインを開発していることが知られています。

フェイスブックコインの用途としては、同社が買収したメッセージサービスアプリ「Whatsapp」内で、ユーザーがお互いに仮想通貨(暗号資産)のやり取りをするためと言われていました。

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は基調講演で「送金とプライベートコマースは特に興奮しているビジョンのひとつだ」と述べており、現在は、仮想通貨のやり取りから徐々に開発範囲を広げ、電子商取引支払、広告表示、オンラインショッピング、リワードなども含まれています。

すでに世界中に約20億人というユーザーがおり、彼らが利用することで、フェイスブックの新たな収入源となると目されており、今後の動向に注目が集まっています。

個人情報の問題

昨年、数百万人のフェイスブックユーザーの個人情報がアプリで抜き取られ、トランプ大統領のデジタル広告戦略を請け負ったCambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ)に渡っていたことが明らかになり、個人情報の取扱に大きな問題が指摘されています。

現時点では、プロジェクトの詳細が公開されておらず、個人情報がブロックチェーンで管理されるのか、中央集権で管理されるのかわかっていません。

Weiss Ratingsは「ユーザープライバシーを強化するためのDLT(分散台帳技術)の議論を全くしていない。」とツイートし、同社の姿勢に苦言を呈しています。

また、米上院銀行委員会は今月9日に、ザッカーバーグ氏に対して、新しい暗号通貨ベースの支払いシステムについて説明するよう公開書簡を送っています。

プロジェクトは元PayPal社長のDavid Marcus氏が指揮をとっており、コインベースからもコンプライアンスマネージャーを2人雇ったという報道があり、十分な対策が望まれています。

リリース時期

ロンドンでは、Whatsapp支払いシステムチームに新たに100人を雇用し、スイスでは、新たなにブロックチェーンや支払いなどに関する会社を設立したとされ、Project Libraに関するプロジェクトは加速しています。

現時点では、リリース時期は未定ですが、今年2月にはThe New York Timesが、フェイスブックがコイン上場するための話を行っていると報じており、2019年第3四半期ではないかとも噂されています。

リリースされれば、20億人のユーザーに対して仮想通貨(暗号資産)を体験できる機会を提供できるため、仮想通貨やブロックチェーン市場の発展に大きく影響を与える可能性があります。

未だ不明な部分が多くあるフェイスブックコインですが、機能面やリリース時期には今後も注目していきます。

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